
クローガー・クイーンシティ選手権3位の山下美夢有(25年撮影)
3日目を終えた時点で日本勢最上位にいたのは竹田麗央選手。首位のロッティ・ウォードとは6打差をつけられていたものの、5アンダー5位タイの好位置につけていました。
しかし、風の吹くタフなコンディションとなった最終日は苦戦。前半で3つボギーが先行すると、途中ふたつ取り戻したものの、終盤にボギーをふたつ重ねて2バーディ・5ボギーの3オーバーでのラウンド。トータルスコアを2アンダーに落とし、21位タイでのフィニッシュとなりました。
クローガー・クイーンシティ選手権最終日⛳️ #山下美夢有 #竹田麗央 #吉田優利 ⛳️【日本勢徹底マークチャンネル】【ハイライト】
www.youtube.com一方、スコアを伸ばしたのが山下美夢有選手です。最終日のスコアとして全体1位の「64」というビッグスコア(1イーグル、7バーディ、3ボギー)をマーク。スタート時の16位タイから大きく順位を上げ、今季自己ベストの単独3位でフィニッシュしています。
実はこの試合、昨年も山下選手は4位と好成績を収めています。
「久しぶりに良いスコアで回れたなって感じ。風の強いなかのラウンドでしたが、いいフィーリングで18ホール回れたなって思います」と語った山下選手。初日から3日間はグリーン上で悩まされたものの、4日目にスコアを伸ばせたことに手応えを感じているようです。
「グリーンはソフトでしたがフェアウェイは硬くて、どれだけランするのかわからない。でも点で打たなくてはいけないコースでした。そのなかでティーショットが安定していましたし、4日間通じてフェアウェイキープできたのがスコアにつながったと思います」(山下選手)
「点で打つ」――これは山下選手のゴルフの「極意」のような言葉に感じます。今年もここまでフェアウェイキープ率のランキングは3位。その確率は80.74%と驚異的です。
その圧倒的な成績で、平均飛距離ツアー151位でありながら、パーオン率は48位と平均より上をキープしています。そして、うまくグリーンにオンしたあとは、パッティングの超重要指標である「SGパッティング」が平均「+1.30」でツアー1位。このパットでスコアを刈り取っています。参戦初年度に引き続き、山下選手のこのスタイルは最高峰の米女子ツアーでも完全に機能しています。
山下選手は今回が今シーズン4度目のトップ5入り。出場した10試合のうち9試合で予選を通過しており、8試合でトップ25入りという圧倒的な安定感を見せています。ちなみに、トップ25入りの回数はツアー1位です。
今回の3位でポイントランクも未勝利ながら10位とトップ10入り。これからのメジャーシーズンに向けて、山下選手の活躍は大いに期待できそうです。

