
オールドコース1番ティーと18番グリーン後方にあるR&Aのクラブハウス
9月25日にオールドコースの1番ティーで行われる伝統的なドライビング・イン・セレモニーの後、任期が開始する。
ダウリング氏はダブリンで生まれ育ったトップアマで、数々のタイトルを持ち、アマチュア界のソルハイムカップとも言われるカーティスカップにも4回出場、イギリス・アイルランド代表のキャプテンを務めたこともある。イギリス・ヘンドンGCで日本人として初めてキャプテンを務めたジョージ森内氏は驚きを隠さない。
「R&Aの272年の歴史で女性メンバーを受け入れたのは12年前。その一人が彼女です。男性社会のゴルフクラブ、しかもそのトップのR&Aのキャプテンが女性というのは多様性がうたわれる時代でも衝撃的なニュースです。我がヘンドンでも創立から120年の23年に初の女性のキャプテンを選出。確かにクラブレベルでは以前より例を見るようにはなりましたが、まだほんの一握り。多様化の時代、許容性のある開かれたクラブ『組織』であるということを自ら発信したということでしょう」。
日本ゴルフ協会の山中博史専務執行役は語る。
「数年前から女性のゴルフ憲章を出し、女性へのゴルフの普及振興のみならず、主要なポストに女性が就任できるようにと、我々も含めてR&Aの傘下の団体に呼びかけていました。USGAではすでに女性のトップが2人誕生していますが、ようやくR&A自体のキャプテンに女性が選ばれたことはすごく画期的で素晴らしい。JGAの理事は40%が女性ですが、まだ女性の副会長もいません。世の中の流れが性別、肌の色、宗教を超えて、ダイバーシティ『多様性』ということに切り替わっている。我々も国内統轄団体として積極的にやっていこうと改めて感じた次第です」。
日本のゴルフ界でも女性の支配人やキーパーなどは増えている。クラブや協会の動きにも注目だ。
※週刊ゴルフダイジェスト2026年6月2日号「バック9」より
