国内男子ACNツアー第4戦、「太平洋クラブチャレンジトーナメント」が、埼玉県の太平洋クラブ江南コースで行われます。

クラブハウス横にあるギャラリープラザでは、常時音楽が流れており、9番、18番グリーンが見える。お弁当や地元のグルメを楽しみながらのんびりゴルフ観戦するのも楽しい。(「オーイ!とんぼ」のグッズもありますよ!)近くではパッティングチャレンジ、抽選会などのイベントも開催。ローピングも近い!
実は本大会は日本一ギャラリー数の多いACNツアーなのです。昨年は、初日2221人、2日目2818人、最終日は雨にも関わらず1000人近くが来場しました。何が特別な秘密があるのか……どうやら来場者に無料のお弁当配布があると聞き、大会運営に関わる太平洋クラブ経営管理本部営業企画部の平田貴大さんに話をうかがいました。
「本大会は最初の2回は美野里コースで開催し、江南コースになってからは10回目の開催です。コースが変わり、認知度を上げるための工夫でお弁当を配ったのが始まりです。反応は上々で多くのお客さんに来ていただけました。現在も入場は無料、招待券にお弁当の無料引換券を付けています。その招待券は、ゴルフ練習場や、近隣の工場や会社さんにお配りさせていただいています。近くの方々に、たとえば会社の昼休みにでも来てほしいと思っているんです。そして、熊谷市、深谷市など、埼玉県の広い地域の広報誌、市報などにも広告を出しています」
平日にも関わらずギャラリーが集まるのは、地域に根差した工夫があるからなのです。
「ふらっと来ていただいた方にも、太平洋クラブの公式アプリで“食事券引き換えクーポン”を配布しています」
これは入口ゲートでも登録できるのでご安心を! そしてもう1つ、コース向かいの凸版印刷の駐車場を借りており、そこがギャラリー駐車場として使えるので、観客はギャラリーゲートまで歩いてすぐに行けるのです。
「自転車やバイクで来られてゲート近くのスペースに置く方も多い。下部ツアーということもあって、そこまでの知名度のある選手がたくさんいるわけではなく、しかも平日開催です。ゴルフが本当に好きな方、地元の方に認知していただけるようにしています。コロナ以降、リモートワークも多くなってきたので、現役で働いている方も来てくださっている印象があります。リピーターの方も多いですね」
ローピングも近く、男子プロの迫力あるプレーを至近距離で見られることも魅力です。
「ギャラリースタンドも、ギリギリを攻めてだいぶ近くに設置しています(笑)。やはり、男子プロゴルフを盛り上げたいですし、我々は主催者でありながらゴルフ場の運営会社でもあるので、すべての選手に自分の技をアピールできる場を提供することに力を入れているのです」
さて、選手たちの声を聞いてみましょう。

早大ゴルフ部の同期4人(プロ2人、アマ2人)は今週のレギュラーツアー、ミズノオープンに出場している。「僕はこちらで頑張ります!」(安保卓也)
初出場組から。早稲田大学ゴルフ部出身の安保卓哉は、「コースはきれいだし雰囲気は何だかオシャレですよね。フェアウェイが狭くて木が並んでいる。ドライバーでフェアウェイキープできればスコアが伸ばせると思うので、僕は得意なコースかもしれません。調子は上がってきていますので、優勝を目指して頑張ります」。

プロになって初めて、推薦出場ではない試合に気持ちも入る。「少しずつですけど、プロのコースセッティングや雰囲気に慣れてきています」(加藤金次郎)
16歳のプロ、加藤金次郎は、「林間コースで距離はめちゃくちゃ長いわけではないですけど、しっかりフェアウェイキープして、バーディチャンスに付けて、淡々とプレーできればスコアは出るかなと思います。グリーンもフェアウェイもきれいですし面白い。僕は伸ばし合いが得意ではなくて、どちかというと耐えるほうが好き。皆さんに置いていかれないようにしたい。1打1打を大切にしていきたいですね」。
1日で2000人のギャラリーが来ると伝えると嬉しそう。
「ギャラリー多いほうが楽しいですし、いいショットが出ると声をかけてくれたり拍手してくれたりするので、プレーしていて励みや力になります」(加藤)
次に、本大会の経験者たちに聞いてみましょう。皆、コースの美しさと難しさ、その雰囲気のよさを口にします。

今季初めてACNツアーに出場する石川航。地元埼玉でのプレーを楽しみにしている。「応援してくれる皆さんの期待に応えられるようないいプレーをしたいです」
地元埼玉の石川航は、「何回も出させていただいて、コースはフェアウェイが狭いホールが多いのでティーショットが重要だと毎年思います。少しずつ調子も上がっているので、フェアウェイからバーディチャンスを作れるようにしたい。この大会はギャラリーの方も多いですし、毎年応援に来てくれる方もいるので、しっかりいいプレーをしたいですね」。

今春、地元福岡の北九州オープンで優勝。ここでも結果を出して次につなげたい。「1勝したいですし、ACNツアーで頑張って裏シードを取りたいです」(田中元基)
ACNツアーで一番好きなコースだという田中元基は、「僕、林間コース、ターゲットに打っていく感じのゴルフ場が好きなんです。右ドッグレッグが多くて、フェードヒッターの僕にはティーショットが打ちやすくグリーンもきれい。OBがあるとプレッシャーになりますけど、林に入れることにプレッシャーはない。林から曲げる球も得意ではあるので。ここではいつも1日はビッグスコアが出ますし、昨年は初日トップスタートだったので、コースには自信を持っていけます。今週はグリーンが少し重いので、毎日5バーディずつ取りたい。ギャラリーも多く、最終ホールなんか気持ちよくプレーできます。この大会は5回目。今週はけっこう気合いが入っています」。

昨年は精神的にも技術的にも落ち込んでいたという小浦和也。「まだ踏ん張っています。スウィングもイメージも今は状態がいいので結果が付いてきたらいいなと思います」
すごく好きなコースだという小浦和也は、「それなのにいつも結果が……。昨年も予選落ちしてすごく悔しかった。メリハリが必要でドローもフェードも打たなければならないコースです。林があるのでOBのプレッシャーはないですけど、あまりピンを狙わないようにしたいです。初めて出たとき、チャレンジなのにギャラリーが多くてびっくりしました。でも、だから楽しいですし、めちゃくちゃありがたい試合です。雰囲気がいいイメージしかないですから、今年は上位にいきたいですね」
やはり、ギャラリーの声援はプロにとっては何よりの後押しになるのです。
そして選手たちが口にする「フラットなコース」とは、観客にとっては歩きやすいコースでもあります。ピクニック気分で出かけて、チャレンジし続ける男子プロの素晴らしいプレーを堪能してください!
