女子ゴルフの今季国内ツアー第12戦「リゾートトラストレディス」(28~31日、福島県・グランディ那須白河GC=6500ヤード、パー72)は河本結の優勝で幕を閉じた。通算10アンダーで首位に並んだプロ3年目で主催者推薦出場の吉澤柚月とのプレーオフを制し「ワールドレディスサロンパスカップ」以来の今季2勝目、通算6勝目。3つのホールインワンが飛び出し、政田夢乃や都玲華ら若手が上位を賑わすなど話題満載の4日間を振り返る。
画像: 河本結が今季2勝目(撮影/大澤進二)

河本結が今季2勝目(撮影/大澤進二)

佐久間朱莉とささきしょうこが6アンダーで首位スタート

画像: 女王佐久間朱莉がささきしょうこと首位スタート(撮影/大澤進二)

女王佐久間朱莉がささきしょうこと首位スタート(撮影/大澤進二)

初日は昨年の年間女王・佐久間朱莉、ささきしょうこが6アンダー66で首位に並んだ。佐久間は1イーグル、5バーディ、1ボギーの内容で、イーグルは5番パー5で奪ったもの。「今日はショットがとてもよく、バーディパットをたくさん打つことができました。このコースはグリーンのアンジュレーションが大きいので、ピンと同じ面に打つようにしています」。今季はメルセデス・ランキング1位を走っているが、開幕戦の「ダイキンオーキッドレディス」以降優勝がないだけに「明日は風の予報が出ているので、しっかりと耐えて、狙うべきところでバーディを獲っていきたい。いいスコアでプレーしたいと思います」と2日目以降を見据えた。

画像: ささきしょうこも66をマーク(撮影/大澤進二)

ささきしょうこも66をマーク(撮影/大澤進二)

ささきは連続バーディを3度奪うなど、6バーディ、ボギーなしの66。「今日はミスショットしても(ピンと)同じ面に残ってくれ、コースマネジメントもうまくいきました。明日は少し寒くなって飛ばなくなりそうです。毎ショット考えながら自分のゴルフをやっていきたい」と気を引き締めた。

都玲華が佐久間朱莉に並ぶ

画像: 都玲華が5アンダーで佐久間朱莉と並んで首位に浮上(撮影/大澤進二)

都玲華が5アンダーで佐久間朱莉と並んで首位に浮上(撮影/大澤進二)

2日目は初日33位だった人気女子プロ・都玲華が8バーディ、2ボギーの66をマークし、通算5アンダーで佐久間朱莉と並んで一気に首位に浮上した。首位に立つのは今季初で「今日はほとんどミスもなく、ピンチの少ないラウンドだった。明日は難しいシチュエーションでは安全に、狙えるところではバーディを取りにいくといったメリハリのあるゴルフをしたいです」と意気込んだ。

画像: 阿部未悠と中村心がホールインワンを達成(写真/大会提供)

阿部未悠と中村心がホールインワンを達成(写真/大会提供)

この日は阿部未悠が7Iで打った8番パー3で自身2度目のホールインワンを達成。中村心も52度を使った2番パー3で2025年日本女子オープン以来ツアー2回目のホールインワンをやってのけた。

神谷そらが5勝目へ単独首位浮上

画像: 65で首位に浮上した神谷そら(撮影/大澤進二)

65で首位に浮上した神谷そら(撮影/大澤進二)

3日目は神谷そらが7バーディ、ボギーなしの65で回り、通算8アンダーで単独首位に立った。昨季はメルセデス・ランキング2位と躍進したが、今季は「Vポイント×SMBC」の2位が最高で前週まで未勝利。「今日は多くのチャンスを作れました。今のゴルフに自信を持つことが最大の課題であり、1年を通して目指していきたい部分です。明日は久しぶりの優勝争い。今季ここまでの試合と比べて本当によくなっていると思うので、自信を持って臨みたい」と今季初V&昨年「住友生命レディス東海クラシック」以来の通算5勝目を見据えた。

画像: 66をマークし2位浮上の政田夢乃(撮影/大澤進二)

66をマークし2位浮上の政田夢乃(撮影/大澤進二)

人気女子プロの政田夢乃が1イーグル、5バーディ、1ボギーの66で回り、通算6アンダーでイ・イェウォン、河本結と並んで2位に上がってきた。悲願の初優勝を狙える位置には「11番(パー5)では98ヤードからのイーグルもあり、うれしかったです。明日もピン位置が難しそうなので、この調子で集中して優勝できるように頑張ります」と前を向いた。

画像: トップと2打差に迫る河本(撮影/大澤進二)

トップと2打差に迫る河本(撮影/大澤進二)

3週前の「ワールドレディスサロンパスカップ」でメジャー初制覇を果たした河本は早くも今季2勝目のチャンス。「この3日間、狙ったところへ狙い通りに打てているので、ラッキーがくれば優勝できる。明日もたくさんのギャラリーさんが来てくださると思うので、一生懸命頑張ります」とベストを尽くすことを誓った。

河本結が吉澤柚月とのプレーオフを制す

画像: 10アンダーで河本結と吉澤柚月がプレーオフ(撮影/大澤進二)

10アンダーで河本結と吉澤柚月がプレーオフ(撮影/大澤進二)

最終日はまず荒木優奈が猛チャージをかけた。1番から6ホール連続バーディ。後半も3バーディを奪い、この日9アンダー63。優勝には届かなかったが、会場を大いに沸かせた。

優勝争いは前日の3日目に5位まで上がってきた吉澤、河本、神谷、さらに追い上げてきたセキ・ユウティンが激しく競い合ったが、神谷が15番でボギーを叩いて脱落したあと、吉澤と河本が通算10アンダー首位に並んで18番パー5を使用したプレーオフへ突入。1ホール目は両者バーディで分け、2ホール目も2オンに成功してバーディを奪った河本が優勝をつかんだ。

画像: 「終わったー」(撮影/大澤進二)

「終わったー」(撮影/大澤進二)

河本は早くも今季2勝目で「優勝したときの気持ちは終わったーって感じでした。やっぱりプレーオフのこの貸し切り感はすごくいいなと思ってやっていました。(今季2勝目は)そこは素直によかったと思います」と喜んだ。

画像: プレーオフで惜敗の吉澤柚月(撮影/大澤進二)

プレーオフで惜敗の吉澤柚月(撮影/大澤進二)

初めてのプレーオフで敗れた吉澤は「やり切ったという気持ちと悔しいという気持ちの半々です。来週以降も優勝を目指したい」と再起を誓った。

セキ・ユウティンが7バーディ、1ボギーの66をマークし、今季自己最高の3位に食い込み「優勝はあとちょっと届かなかったけど、リランキングが上がったし、十分満足できます」と控えめに話した。

画像: 政田夢乃がホールインワンを達成。同組の神谷そらも拍手(撮影/大澤進二)

政田夢乃がホールインワンを達成。同組の神谷そらも拍手(撮影/大澤進二)

政田が150ヤードの8番パー3でホールインワンを達成し、賞金800万円を獲得。今週の初優勝は果たせなかったが「ショットの調子がよくて、入ってもおかしくないのがいくつもあって、それが今日入ってくれたので本当にうれしかったです。(賞金は)家族旅行に使いたいと思います」と喜んだ。

女子ツアーの今季第13戦は「ヨネックスレディス」で5日に新潟県・ヨネックスCCで開幕する。


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