
全英切符を獲得した3人。左から米澤蓮、ショーン・ノリス、永野竜太郎(撮影/岡沢裕行)
木下稜介が「62」の10アンダーで首位スタート

木下稜介が「62」の10アンダーで首位スタート(撮影/岡沢裕行)
初日は2024年覇者・木下稜介が10バーディ、ボギーなしの10アンダー62の爆発的なスコアを出して単独首位発進を決めた。「今日は62回しか打っていない。あっという間に終わりました」。インスタートの10番から連続バーディを奪って波に乗った。12番からは3連続で長めのパーパットを決めて耐え、前半インは4アンダー32。後半アウトは6番からの上がり4ホール連続バーディフィニッシュで6アンダー30。「ここまで伸びるとは。こんな難しいコースで夢のよう」と自身のスコアに酔いしれた
ショーン・ノリス、小平智が9アンダー63で2位につけた。
地元岡山県・作陽高卒の生源寺龍憲は6アンダー66で7位発進。「今日は15ホールでパーオンしたし、パットも決められ、ストレスなく回れた」と手応えを口にした。
小平智が66の15アンダーで単独首位浮上

小平智が66で単独首位浮上(撮影/岡沢裕行)
2日目は初日2位の小平が1イーグル、5バーディ、1ボギーの66をマークし、通算15アンダーで単独首位に浮上した。この日は強い風が選手を悩ませたが、18番残り300ヤードの2打目で直ドラも披露。ピン右奥に2オンさせてバーディを奪った。ここから折り返し後の3番まで4連続バーディ。「むやみやたらと(直ドラ)をやっても成功しない。フェアウェイからならやらなかった」と振り返った。
大会主催のミズノ契約選手は15人が出場し、真鍋和馬、大嶋宝、岩井亮磨、三島泰哉が予選を突破した。ホストプロ最上位の20位で決勝ラウンドへ進んだ真鍋は「カットラインを気にしながらでしたが、いいロングパットが入ってくれた」と喜んだ。
ショーン・ノリスが単独首位へ

ショーン・ノリスが単独首位へ(撮影/岡沢裕行)
3日目はショーン・ノリスが5バーディ、ボギーなしの67でまとめて単独首位へ。「すごく安定したゴルフができた。ショットもよかったし、パットはいつも自分の強み。明日も同じゲームプランで自分を信じてプレーできれば」と頂点に照準を絞った。

2位後退の小平智(撮影/岡沢裕行)
首位で出た小平は1アンダー71にとどまり、通算16アンダー2位へ後退。「今日は風の読みとか残り距離とか、つくラインがよくなかった。苦しかった」と大きく息を吐いた。今大会は上位3人に「全英オープン」の出場権が与えられるが「それって3人に入るのを狙う感じですけど、ここまできたら優勝しか見ていない。全英に行けようが行けまいが、ベストを尽くすだけ」と気迫を表に出した。
初日に10バーディを奪った木下、米澤蓮が通算14アンダーで3位に並んだ。
24アンダーでノリスが逃げ切り

逃げ切り優勝のノリス(撮影/岡沢裕行)
最終日は1打差単独首位で出たノリスが独走態勢を築いた。前半で2つスコアを伸ばすと、最終日バックナインではさらに加速した。10、11番で連続バーディを奪い、15番、上がりの17、18番もバーディ。まったくスキのないプレーで最後は2位に5打差をつけて逃げ切り「勝つのはすごく難しい。その分うれしくなる。日本で優勝できてうれしい」と喜びを口にした。

前日破損したドライバーのヘッドを交換し、全英切符をつかんだ米澤蓮(撮影/岡沢裕行)
米澤は前日の3日目に2年間愛用のドライバーがプレー中に破損するアクシデントがあり、最終日は慣れないスペアを使ってのラウンドだったが、6番パー5でチップインイーグル、18番パー5は第2打をピン3メートルにつけてこの日2個目のイーグル奪取。通算19アンダー2位で全英オープン出場決定。昨年は今大会4位で惜しくも出場権を逃しただけに「昨日ドライバーが壊れて難しい状況でしたが、それなりに対処できてよかった。(全英は)すごく楽しみです。タフなコンディションの中で自分の持ち味をどこまで出せるか。風が強いコンディションでもしっかりプレーできればいいかなと思います」と早くも英国へ思いをはせた。

最終日66をマークし、切符をつかんだ永野竜太郎(撮影/岡沢裕行)
もう一人全英切符をつかんだ永野は首位に4打差から出て7バーディ、1ボギーの66で回り、米澤と並ぶ通算19アンダー2位を死守。2021年以来の全英出場権をつかんだ。最終18番はバンカーから1メートルに寄せてこん身のバーディ奪取。「全英は結果的に獲れた感じ。意識してやっていたわけではないけど、3人の中に入ってよかったです」と冷静に受け止めた。
男子ゴルフの今季8戦はメジャーの「BMW日本ゴルフツアー選手権森ビルカップ」で4日に茨城県・宍戸ヒルズCC西Cで開幕する。
