米女子ツアーは今週メジャー第2戦「全米女子オープン」を開催する。女子では初めてロサンゼルス郊外のリビエラCCがその舞台。タイガー・ウッズがホストを務めるジェネシス招待が毎年開かれているリビエラは1927年開場の歴史あるコース。大会前の記者会見にサッカーのユニフォームで登場したネリー・コルダが大会にかける意気込みを語った。

「(サッカーの)ワールドカップが1週間後に始まるんですね? 全米女子オープンほど愛国心を示すのに相応しい場所はないでしょ!」と紺地に星が散りばめられたアメリカ代表のユニフォームで登場したコルダ。

画像: ネリー・コルダ(写真は2024年のシェブロン選手権 撮影/岩本芳弘)

ネリー・コルダ(写真は2024年のシェブロン選手権 撮影/岩本芳弘)

背番号13は女子サッカー界で最も有名なアメリカ代表アレックス・モーガンが着用していたのだが、コルダはそれを知らなかったようで「13」を選んだ理由を「私が好きな数字なんです」と即答した。

「まず両親の誕生日が13日違いなこと。私の2つ目のメジャー優勝が通算13勝目だったこと。13日の金曜日を連想して13を嫌う人が多いけれど私は昔から13という数字が好きなんです」

24年に年間7勝を挙げ歴史的なシーズンを過ごしたが昨年は未勝利。アメリカゴルフシーンの顔としてもっとも欲しい全米女子オープンでは優勝争いに加わったものの2打足りず2位タイに終わっている。

「去年勝てなかったことでモチベーションは上がりました。でも何かを変えることはありません」

「アスリートは苦しいシーズンを過ごした後すべてを根本的に変えようとする傾向があります。でもそれが新たな問題を生む。だから私はいつも、これでいいんだ。毎日努力を続けているしこの道を歩いて行けば必ず変わる、と自分に言い聞かせています」

結果今季は7戦3勝、2位3回を記録し世界ランク1位に返り咲いた。

モチベーションの1つになっているのが昨今の女子ゴルフ人気。

「3年前くらいから女の子、特に小さな少女たちがたくさん会場に来てくれるようになりました。その光景を見るのは本当にステキ。時々キャディと周囲を見渡して『わぁ、木曜日(初日)にこんなにたくさんの人が来てくれるなんてすごいね』と話すんです」

コースに関しては「最高のコンディションだし、素晴らしい場所です。男子選手たちが絶賛する場所でメジャーに相応しいコンディションでプレーできるのは最高です」。

女子で初めて男子の試合に出場したのがベーブ・ザハリアスなのだが、ジェネシス招待がロサンゼルス・オープンの名称で開催されていた時代、彼女はこのコースで男子と戦っている。

全米女子オープン3勝のレジェンドはLPGAの創始者のひとりで、ゴルフに転身する前は陸上選手として1932年のロサンゼルスオリンピックに出場。2つの金メダルを獲得している。リビエラに女子選手が立つのはザハリアス以来である。

コルダのお気に入りは高台にあるクラブハウスの横から約23メートル打ち下ろす1番ホールのティーショット。16歳のタイガーがプロの試合に初めて出場し注目されたのもこのホールだ。

記者会見を終えたコルダはサッカーのユニフォームを身につけたまま練習場に直行した。ラッキーナンバー「13」を背負って球を打ち続けた。

【写真】サッカーW杯アメリカ代表ユニフォームを着用するネリー・コルダ【LPGA公式X】

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