2008年に登場して以来、進化を続けプロ・アマ問わず愛され続けてきたテーラーメイド「スパイダー」シリーズの最新作が登場。特徴的な形が継続されたモデルに、新しい形状のモデルが加わった。
画像: マキロイは「このスパイダーを使うと、ストロークをミスしても1.8mの距離ならカップインできる」と絶大な信頼を置く。1.8mに自信が持てると、ファーストパットで過度に狙いすぎる必要がなくなり、メンタル面でもいい影響が出るという(PHOTO/Akira Kato)

マキロイは「このスパイダーを使うと、ストロークをミスしても1.8mの距離ならカップインできる」と絶大な信頼を置く。1.8mに自信が持てると、ファーストパットで過度に狙いすぎる必要がなくなり、メンタル面でもいい影響が出るという(PHOTO/Akira Kato)

安定性・直進性・方向性
スパイダーが“入る”3要素

「初代から最新モデルまで、『スパイダー』には一貫して守り続けている、3つの要素があります。1つは『安定性(STABILITY)』。マルチマテリアル構造にすることで、“内軽外重”にして慣性モーメントを大きくし、ブレにくさやミスヒットへの寛容性を高めています」

「2つ目は『直進性(ROLL)』。これは、フェース面に向かって45度下向きに傾斜したグルーブ(溝)が特徴の『ピュアロールインサート』が打ち出しを0.5度高くし、インパクト直後のバックスピンを抑えて素早く、順回転へ導きます。設計上は、平均毎分40回転の順回転を発生させ、転がりが良くなり距離感のコントロールがしやすい」

「そして3つ目は『方向性(AIM)』。すなわち、構えた時のアライメントの取りやすさです。幅広の白いライン、『トゥルーパスアライメント』が目標に対して正確にセットアップしやすく、かつ芯でボールをヒットしやすくなります」

「『スパイダー』というとクモが脚を広げたような独特のシルエットの『スパイダーツアー』や『スパイダーツアーX』の形状を思い浮かべると思いますが、『安定性』『直進性』『方向性』というパターで重視される3つの性能が、高い次元で融合されているのが『スパイダー』なんです」とはテーラーメイドのハードグッズプロダクトでパターを担当する田中桂氏。

画像: マキロイ・シェフラー・フリーウッドが愛用、勝利を呼ぶパター「スパイダー」がさらに進化。新ラインナップは4モデル【週刊GD NEW GEAR STORY】

田中 桂氏/テーラーメイド ゴルフ ハードグッズプロダクト デピュティーマネージャー

「それを踏まえたうえで、新しい『スパイダーツアートーチド』シリーズには、4タイプのヘッドがあります。『トーチド』とは『あぶる』という意味で、これはローリー・マキロイのパターからインスパイアされています」

「彼の『スパイダーツアーX』は塗装を剥がしてバーナーであぶって風合いを出し、この色と同じような色になっています。今回のカラーは、今年2年連続でマスターズを勝った彼のカラーリングに影響を受けています」

画像: 写真は、実際にローリー・マキロイが使っている「スパイダー ツアーX」。「スパイダーツアー トーチド」シリーズは、このパターの色にインスパイアされている。またマキロイのアライメントと同じ「シングルサイトライン」のモデルもラインナップ

写真は、実際にローリー・マキロイが使っている「スパイダー ツアーX」。「スパイダーツアー トーチド」シリーズは、このパターの色にインスパイアされている。またマキロイのアライメントと同じ「シングルサイトライン」のモデルもラインナップ

「ツアーF」と「ツアーV」が
新たにラインナップ

「今回の4モデルは、『ツアー』『ツアーX』『ツアーF』『ツアーV』の4種です。『ツアー』と『ツアーX』は、もはや完成形といえるのでシェイプはほぼ前モデルと一緒で、『ピュアロールインサート』も変更せず色とデザインだけ変更しました」

「どちらもクランクネック、スモールスラント、ダブルベンドの3つのネックがありますが、『ツアーX』のスモールスラントには、アライメントが『トゥルーパスアライメント』に加え新たに、マキロイと同じ『シングルライン』のモデルも用意。つまり、マキロイ仕様の『ツアーX』を、誰もが手にすることができるようになったんです。『ツアー』のクランクネックも『シングルライン』になっています」

「今回、新たに登場したのが『ツアーF』。『F』とは『FANG(牙)』の略で、いわゆる“ツノ型”です。『スパイダー』の名を名乗るからには、当然『安定性』『直進性』『方向性』の三要素を満たしています。後ろに延びたキバの内側が2本のラインを形成し、電車のレールのように真っすぐストロークするイメージが出しやすいというプロもいます。こちらはクランクネックとダブルベンドから選べます」

「そして、日本初登場となるのが『ツアーV』。海外では前作からラインナップに入っており、先日の全米プロでは使用者が優勝しました。これは操作性を重視しブレード型に寄せたモデルです。これまでブレード型を使っていた人でも、『安定性』『直進性』『方向性』を兼ね備えた『スパイダー』を使えるように、アライメントも短くして、ブレードの幅をイメージできるようにしました」

「この4モデルのほかに昨年発売された、いわゆる“ゼロトルク”の『スパイダーZT』シリーズがあり、今回、新たに約25%大きくなった『スパイダーZT MAX』が追加されました」

「そして、全モデルに言えますが、今回は『テーラーメイド』のロゴがどこにも入っていません。今や『スパイダー』は固有のモデルではなく“ブランド”として認知されてほしいという思いがあります」

画像: 順回転を発生させ、転がりが良くなり距離感のコントロールがしやすい、「ピュアロールインサート」。「構えた顔もいいし、打感も心地よい」とマキロイ

順回転を発生させ、転がりが良くなり距離感のコントロールがしやすい、「ピュアロールインサート」。「構えた顔もいいし、打感も心地よい」とマキロイ

「クモのマークも以前よりスタイリッシュになりました。新しい『スパイダー』シリーズは重心距離と慣性モーメントによってバランスよくモデルごとの違いを出しています。どの『スパイダー』を選べばいいのかわからない、ショートスラント、クランクネック、ダブルベンド、はたまたゼロトルクのどれが自分に合うのか知りたいという人は、東京・八重洲にある『TaylorMade Fitting Lab Tokyo』でパターフィッティングを行っているので、自分にピッタリの『スパイダー』が必ず見つかります。最新のフィッティング理論とメソッドを習得したマスターフィッターが対応させていただくので、新たな発見も多いと思います!」(田中氏)


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