ゴルフの上達を目指すゴルファーにとって役立つ情報を発信する「みんゴル・ゴルファー応援隊」。その隊長に就任したシングルプレーヤー・マツケンが上達のヒントになることを紹介。今回は「ティーマークの位置は不動ではない」がテーマです。
画像: ゴルフ場では「日替わり」で変わるものが結構ある(写真はイメージ)

ゴルフ場では「日替わり」で変わるものが結構ある(写真はイメージ)

ティーマークは不動ではない

ゴルフの特性として、プレーするフィールド(ゴルフコース)の多様性があります。他のボールゲームではほとんどがルールで定められたサイズのフィールドで行われます。ゴルフはホールごとの距離の基準はあるものの、コース自体はその地形や設計者のデザインなどによって実に様々です。

強風に吹きさらされるシーサイドリンクス、森の中を打ち進んでいく林間コース、なだらかな丘陵地や急峻なアップダウンのある山岳コースなど、このバリエーションの豊富なコースを味わい、攻略する。まさにゴルフの醍醐味の1つだと思います。

また、何度もプレーしているコースでも、完全に同じ場面、同じショットを打つ、ということもほとんどありません。天候や季節によってコースの状態は刻々と変化しますし、プレーする時間によっても太陽の向きがコースの印象をガラリと変えたりします。

いささか短絡的かも知れませんが、ゴルフをしていると、一期一会という言葉を思い出さずにはいられません。そんなことに想いを巡らしていたら、他に「日替わり」で変わるものは何だろう? という疑問が浮かびました。

そうだ、当たり前ですが、グリーン上のピンポジションとティーマークの位置。これも日替わりな上、プレーへの影響は小さくありません。そして多くの場合、プレー当日にならないと分からない不確定情報です。

プレーが始まってしまえば、グリーン上のピン位置は、カートナビなどで知る事が出来ますが、意外と注意が必要なのは、ティーマークの位置です。多くのコースで「白ティー」と言ってもいつも同じ場所から打てる訳ではありません。芝の傷みが集中しないように、何日かおきに前後、左右に移動したりします。

先日のJLPGAのメジャー大会では98ヤード のパー3という「ショート パー3」が話題になりました。これは一般営業時のシニアティーを使用したそうです。他の大会でもプレーヤーにワンオン狙いの選択を迫る300ヤード前後の「ショートパー4」を設けたりします。いずれもゲームの面白さ、プレーヤーのテクニックを引き出すための演出として、ティーマークを利用している好例です。

一方、私たちが普段プレーしているゴルフ場はどうでしょう? 私が以前から不満に思っているのは、混雑している週末や、大きなコンペが入っている時に限って、ティーを前に出して距離を短くするコースがあることです。

混雑している日は少しでもプレー時間を短くしたい。その気持ちは分かりますが、「ショート パー4」ばかりにしてしまっては、グリーンが空くまで打てないホールが増えてしまい、かえってスムーズな進行を妨げてしまうのではないでしょうか?

またレディースティーと白ティーの差が10ヤードもない、ということでは決してフェアな設定とは言えないでしょう。ティーマークのバリエーションを増やして選択出来るコースなら良いですが、いつも行ってるコースで、「今日はこんなに前からプレーさせるの?」となると、プレーの攻略ルートも変わってしまい、球趣を削がれることでしょう。

私たちの自衛策としては、やはりティーマークの位置を確かめること。「あれ、このホールこんな景色だっけ?」「今日はやけに左のOBが気になるな」などと違和感があったら、ティーの位置が変わっている可能性があります。

何気なく打ったナイスショットが、突き抜けてOBなんてガッカリですよね。特に混雑している週末や大型コンペの入っている日は要注意。当たり前のようですが「ティーマークは不動ではない」。頭の片隅に置いて頂けたらと思います。


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