6月11日(木)から6月14日(日)まで兵庫県「六甲国際ゴルフ倶楽部」で開催されている「宮里藍 サントリーレディスオープンゴルフトーナメント 2026」。初日から5アンダー以上が16名と伸ばし合いの展開になっていた。2日目もこの勢いは加速し、荒木優奈は遅れを取り戻し、鶴岡果恋はツアー初優勝を狙える位置につけた。

初日を払拭する会心の内容

昨年はルーキーイヤーにして「ゴルフ5レディスプロゴルフトーナメント」で初優勝、そしてメルセデスランキングでは7位と新人離れのパフォーマンスを見せた荒木優奈。今シーズンはここまでトップ10入りが4度、そのうちトップ3が2回と実力を発揮している。一方で、2勝目に手が届きそうで届かない、もどかしい前半戦を過ごしている。

しかし、この日は前半から圧巻のゴルフを展開した。最初の10番で超ロングパットを沈めバーディスタート。そこから14番までで計5連続バーディを奪取。前半をノーボギーの「31」でハーフターン。後半もボギーを打つことなく3つのバーディを収め、この日「64」の8アンダー、トータル10アンダーの3位タイで3日目に向かう。

画像: 荒木優奈(写真は26年リゾートトラスト レディス、撮影/大澤進二)

荒木優奈(写真は26年リゾートトラスト レディス、撮影/大澤進二)

「予選を気にすることなく、思い切ってプレーできたかなと思います」と、昨日の出遅れからメンタルを切り替えたことでビッグスコアになっていた。

そして「出だし20ヤードぐらいのパターが入ってからずっとリズムは良かったと思うんですけど、あんまり自分の中で、すごくいいゴルフをしているなっていう感覚もあまりなくて。なんか気づいたらいいスコアで回っていたみたいな感覚でした。予選ギリギリになるところからのスタートだったので、いいスコアで上がれてホッとしました」と胸をなでおろした。

不安材料だったショットの調子が戻り、さらに「パッティングは思ったところに打てていたので、惜しいパットも何個かあったんですけど、良かったかなと思います」と自分のゴルフが嚙み合ってきた。

明日からの決勝ラウンドでは「ショットがだいぶ上り調子なので、ショットでピンを狙っていくプレーを見ていただけたらなと思います」と話した。さらにアグレッシブなプレーで、今シーズン初優勝を見据えている。

初優勝の鍵は強気のパット

初日にショットインイーグルを含む「66」の好スタートを切った鶴岡果恋は、4バーディ、1ボギーの「69」で終えた。ホールアウト後に「もう1つ伸ばしたかったなというところがあります」と消化不良な部分を口にした。

このフィードバックの裏にはパッティングのほころびがあったからだった。特に「後半のパットなんですけど、惜しいパットが何個かあったので、そこを決め切れたらよかったなと思いました」と具体的に振り返った。

画像: 鶴岡果恋(写真は26年ヨネックスレディスゴルフトーナメント、撮影/有原裕晶)

鶴岡果恋(写真は26年ヨネックスレディスゴルフトーナメント、撮影/有原裕晶)

さらに「昨日は結構強気で打っていたんですけど、今日はちょっと弱気なパットが多かったかなと思います。修正してまた明日やりたいなと思います」と迷いが生じていた。この迷いの正体は「ラインばかりが気になって、タッチっていうのがちょっと上手くつかめなかったっていう感じです」と既に解明済みだ。

今シーズンはここまでトップ10入りが一度もなく苦しい戦いを強いられているが、「今日はすごく気持ちよく楽しくラウンドできました」と明るい材料が増えた。そして悲願のプロ初優勝を狙えるポジションにいるからこそ、「セカンドショットをなるべく上りのラインに寄せて、それを沈めていくことですね」と残り2日間のプレー像をイメージしている。

現状、首位と6打差の8位だが、明日以降も伸ばし合いが予想される本大会だからこそ可能性は十分に秘めている。優勝争いを演じることができるのか注目だ。

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