連日のバーディ合戦が繰り広げられている「宮里藍 サントリーレディスオープンゴルフトーナメント 2026」(兵庫県・六甲国際ゴルフ倶楽部)。3日目が行われ、シビアなピンポジションと硬くなったグリーンが阻み、落ち着いた展開になった。しかしリーダーボードの上位陣は、少ないチャンスを拾い上げ優勝戦線をさらに熱くした。

ブレないショットで2勝目に王手

初日に「64」、2日目に「65」と高次元のゴルフを展開した桑木志帆。「今日はなかなか前半からいい波に乗れず、バーディをたくさんとれなかったんですけど、最終的には2アンダーとスコアを伸ばせたのでよかったです」と淡々と振り返った。

前半は1番から6番をパーでしのぎ、続く7番で最初のバーディを決める。しかし9番でボギーを叩き、イーブンでハーフターン。後半の初バーディは12番(509ヤード/パー5)。堅実に刻み、3打目はグリーン奥からバックスピンで戻し寄せギャラリーを湧かせた。しっかりパットを収めた。前半は惜しいパットが続き、流れを作りきれなかったが、ここでようやく歯車がかみ合った。

15番はティーショットをフェアウェイに収め、2打目はカップの左横にピタリとつけてバーディを奪取。トータル3バーディ、1ボギーの「70」で終えた。

画像: 2日連続でトップをキープした桑木志帆

2日連続でトップをキープした桑木志帆

初日と2日目のビッグスコアと比較すると、少し物足りなさを感じてしまいがちになるが、ショットは依然として高い安定感を誇っている。桑木自身も「後半、疲れが出てきて左に引っかけて、縦距離が合わないというミスがあったんですけど、最後の方は修正できたので、明日はショットはかなりいい感じでいけるかなと思います」と手ごたえを感じている。

ここまで圧倒的なパフォーマンスを見せ、単独1位で最終日を迎える。「最終日はちょっと意識してしまうと思うんですけど、自分のプレーをできればいい結果で終わると思うので、1打1打集中して頑張りたいです」と話した。

2年ぶりの複数回優勝と「AIG女子オープン(全英女子)」の切符を手にできるのか、最終日のプレーに注目したい。

9年ぶりの勝利に向けてさらに前進

虎視眈々と2勝目へ向けてベテランがリーダーボードを駆け上がった。初日に「66」、2日目に「68」と優勝が見えるポジションをキープしている永井花奈。今日もこの勢いは止まらなかった。

1番で早速バーディを奪う。3番(196ヤード/パー3)はカップの左側に着弾させバーディ。そしてパー5の4番では3打目をカップ横にグリーンオンさせ連続バーディ。7番、9番でもバーディを奪取し前半をノーボギーの「31」で後半へ向かう。

しかし、なかなかパットを決めきれない展開が続き、13番では距離が残ったパーパットを外しボギーを叩いた。後半はバーディを取れず1オーバー、「68」で3日目を終えた。

画像: 2勝目に近づいた永井花奈

2勝目に近づいた永井花奈

今日を振り返って「予選ラウンドに引き続き、ショットも安定していて、最初に結構いいバーディがたくさんきてくれたので、すごい回りやすかったです」と満足いく内容だった。

1位と3打差の単独2位で迎える最終日に向けて、「もちろん、最終の目標は優勝ですけど、まず予選を通って上位で予選通過しないと優勝争いもできないと思うので、今週もいい運びで3日目を終えることができました。最終日は気合いで優勝を目指して頑張っていきたいなと思います」と力強く意気込みを話した。

永井にどんなドラマが待ち受けているのか、一挙手一投足に注目だ。

14歳アマチュアは渾身の直ドラを披露

韓国から参戦しているアマチュアのソア・キム。初日にボギーフリーの「63」でリーダーボードの頂点に立つと、2日目も単独2位と優勝争いに加わっている。そして豪快なドライバーショットも相まって日本のゴルフファンの視線を奪っている。

画像: 日本のゴルファンを魅了しているソア・キム。4番では直ドラを披露した

日本のゴルファンを魅了しているソア・キム。4番では直ドラを披露した

期待が高まる3日目はスタートホールの1番で早速バーディを決める。しかし2番でボギーを打ち、7番、8番でも連続ボギーと2オーバーの「38」で折り返す。後半は今日のホール難度のトップ3に入っている11番(3位)、14番(2位)で見事にバーディを奪った。パー3の16番ではティーショットがバンカーに捕まり、ボギーと勢いを作り切れない。

守りに徹したくなるはずだが、彼女は臆することなく思い切りのいいプレーを見せつける。

続く17番ではティーショットを右に曲げカート道に着弾。救済後の注目のセカンドショット。つま先上りのラフという難しいライにもかかわらず、迷いなく放たれた打球は見事にグリーンに届き、イーグルチャンスを演出した。パットは惜しくも外れるもバーディで収めた。

【動画】14歳のアマチュア、17番ラフからのスーパーショットは09:36~【U-NEXTゴルフ公式YouTube】

画像1: 【本当にアマチュア?14歳??】 『宮里藍 サントリーレディスオープンゴルフトーナメント』 三日目 ナイスプレー集!【JLPGA2026 第14戦】【ゴルフ】【U-NEXT】 www.youtube.com

【本当にアマチュア?14歳??】 『宮里藍 サントリーレディスオープンゴルフトーナメント』 三日目 ナイスプレー集!【JLPGA2026 第14戦】【ゴルフ】【U-NEXT】

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18番はバーディパットが惜しくもカップに蹴られパーで締めた。「72」でホールアウト、単独3位で最終日を迎える。

「パッティングがあまり良くなかったですね。ショットはそんなに悪くなかったです」と振り返るも、スコア以上にギャラリーを湧かせたプレーが光った1日となった。

さらにプレー以外でも彼女のキャラクターが垣間見えたシーンがあった。それは16番ホールのティーグランドで、前組みのグリーンアウトを待つ間に、持参していた軽食を同伴競技者たちに振舞い、場の雰囲気を楽しみながら過ごす一面も見られた。

自然体で自分らしさを発揮している韓国の超新星が、最終日にどんなプレーを見せてくれるのか必見だ。

写真/有原裕晶


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