
3日目3位に浮上した鈴木みなみ。憧れの岩井千怜と同じヨネックスのピンクヘッドを使用している(撮影/姉崎正)
強風と難コースに各選手がスコアメイクに苦しむ中、鈴木は持ち味である「耐えるゴルフ」を発揮した。「今日はコースも難しく、なかなかチャンスにつけられずにバーディが取れない時間が続きましたが後半になるにつれて風が強くなると思っていたので、とにかく耐えていこうとしていました」と焦りはなかった。最終ホールでは6メートルの下りのバーディパットを見事に沈めてアンダーパーでまとめ、「伸ばし合いというより、耐えるほうが自分的には得意なので、今日は結構耐えられたかなと思います」と納得の表情を浮かべた。
我慢のゴルフを支えているのは、ミスをしても絶やさない「笑顔」だ。ボギーを打っても「いつかバーディがくる、入る入る、大丈夫と自分に言い聞かせています」とネガティブな感情を切り替えている。スタートホールなどのプレッシャーがかかる場面でも「不自然でもずっと笑顔でいること」を徹底しているという。
その前向きな姿勢は、自身が所属する埼玉栄高校の先輩であり、プロの世界で活躍する岩井千怜への憧れからきている。「プレースタイルも好きですし、笑顔でプレーしているところや、海外に行っても変わらず強いところも好きです」と語る。秋に控えるプロテスト合格も見据え、現在は「ショットをメインに練習に取り組んでいる」と着実に準備を進めている。
最終日は、ナショナルチームメンバーであり、同世代のトップを走る岩永らと最終組で優勝を争う。強い同級生たちに対して「追い付きたいし、負かしたい。もっと上を目指したい」と語っていた鈴木にとって、絶好の舞台が整った。最終組の相手に対しては「ずっと安定して強いというイメージですが、いいメンバーと回れて刺激になります。負けないというか、勝てたらいいなと思います」と静かな闘志を燃やす。
「順位は考えずに、自分のプレーに集中していこうと思います。楽しくですね」と笑顔で締めくくった。日本女子アマを優勝すればプロテストの2次までが免除され最終プロテストの挑戦権が得られる。明日、同世代の強豪たちと最終組で対決する。

