世界ランク1位のネリー・コルダがリビエラCCで開催された全米女子オープンで念願の大会初優勝を飾った。
画像: 全米女子オープンを制したネリー・コルダ

全米女子オープンを制したネリー・コルダ

約1メートルのウィニングパットは渦を巻くようにカップの縁を回ってからカップイン。コルダは信じられないといった様子で口元を手で覆い、両手を上げて満面の笑みを浮かべた。

「14歳の少女が13年にセボナックGC(ツアーデビューを飾った全米女子OP開催コース)の練習場に足を踏み入れたときから抱いていた夢が叶いました。この気持ちは言葉では言い表せません」。アメリカ最強の選手として自国でもっとも権威ある大会で優勝する。それは彼女にとって夢であり使命でもあったという。

昨年もチャンスはあった。しかし最終日に伸ばせず2位タイ。今大会には並々ならぬ決意で臨んだが「ベストゲームどころかC(最悪な)ゲーム」とコメントを残すほど、初日は2オーバー56位と出遅れた。だが、姉ジェシカからグリップ修正のアドバイスを受けて決勝ラウンドは「ただひたすら目の前のショットに集中して」栄冠をつかみ取った。

今季シェブロン選手権に続くメジャー2連勝。27歳にしてメジャー4勝は米国勢ではミッキー・ライトに次ぐ若さ。世界ランク1位でこの大会を制したのはアニカ・ソレンスタム、パク・インビ以来で、アメリカ勢としては初の快挙だ。残る3つのメジャーに勝てば史上初の年間グランドスラムの可能性もある。

今季は全米女子オープンまで8試合に出場し4勝。2位が3回で最も悪い成績が8位タイ。まだシーズンは半分も終わっていないが、すでにプレーヤー・オブ・ザ・イヤー確実と話題になっており、生涯グランドスラムも現実味を帯びている。

少女時代からひたすら追い求めてきたナショナルオープン制覇の夢を達成したコルダは、LPGA殿堂入りまであと2ポイント。現在25ポイントを獲得しておりメジャー優勝や各賞受賞でポイントが加算されるため、早ければ年内に24年のリディア・コー以来、米国勢では99年のジュリ・インクスター以来の快挙が実現する。最強女王の殿堂入りは目前だ。

※週刊ゴルフダイジェスト2026年6月30日号「バック9」より


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