6月19日、福岡県の筑紫ヶ丘ゴルフクラブ(6939ヤード・パー71)でACNツアー「i Golf Shaper Challenge in 筑紫ヶ丘 2026」の最終日が行われた。通算16アンダーで首位に並んだ加藤金次郎(かとう・きんじろう)と玉城海伍(たまき・かいご)のプレーオフにもつれ込み、2ホール目でバーディを奪った加藤がツアー初優勝。16歳44日(16歳1カ月13日)での優勝は、ACNツアー最年少記録を更新する快挙となった。
画像: 加藤金次郎が逆転優勝!2025年「Novil Cup」で優勝を遂げたアマチュア・武田紘汰の記録(17歳96日)を塗り替えた

加藤金次郎が逆転優勝!2025年「Novil Cup」で優勝を遂げたアマチュア・武田紘汰の記録(17歳96日)を塗り替えた

最終18番の渾身イーグル!16歳の新星・加藤金次郎の猛チャージ

画像: プレーオフの経験はジュニア時代以来の3回目

プレーオフの経験はジュニア時代以来の3回目

昨年9月に史上最年少の15歳でプロ転向した加藤。オフに取り組んだスウィング改造による飛距離アップや、キャディを務める「お坊さんプロ」の中村映禅(本名・晃也)コーチと実践する「瞑想」のメンタルトレーニングの成果が、この大一番で遺憾なく発揮された。

首位タイの玉城と服部雅也(はっとり・まさや)と3打差の通算9アンダーから逆転を狙った加藤は、4番までをパーとする我慢のゴルフを展開。5番(357ヤード・パー4)でこの日最初のバーディを奪うと、9番もバーディで前半を締める。後半に入ると一気にギアを上げ、10番(402ヤード・パー4)、11番(368ヤード・パー4)で連続バーディ。16番でもスコアを伸ばし首位の玉城を猛追すると、最大の見せ場は最終18番(417ヤード・パー4)で訪れた。

残り95ヤードからの第2打を54度のウェッジで振り抜くと、ボールはカップに吸い込まれ渾身のイーグルを奪取。この一撃について「左のほうが広かったので、ちょっと左に落ちて右に来てくれたら寄っていくかなというイメージでした。まさか入るとは思っていなかった」と驚きを隠せない加藤。「17番か18番でバーディを取れたらプレーオフを待てるかなと思っていた」と、狙い通りの猛チャージで土壇場で玉城を捉えた。

途切れたノーボギー記録も、執念のバウンスバックを見せた玉城海伍

一方、玉城は持ち前の粘り強さで大会を盛り上げていた。過去に同ツアー史上初の「59」をマークした爆発力を持つ玉城は、初日・2日目とノーボギーを貫き、最終日は首位タイからスタート。

2番と9番でバーディを奪い、後半11番でもスコアを伸ばしたが、14番(480ヤード・パー4)で今大会初ボギー。しかし続く15番(182ヤード・パー3)ですぐさまバーディを奪い返すバウンスバックを見せ、17番も獲って通算16アンダーでホールアウト。新星・加藤の猛追を横目に、プロ9年目の意地を見せた。

白熱のプレーオフ、2ホール目で決着

画像: まずは1勝することを目標に掲げていた加藤。「前半で達成できたのはよかったです」

まずは1勝することを目標に掲げていた加藤。「前半で達成できたのはよかったです」

迎えたプレーオフ。1ホール目は両者パーとして一歩も譲らぬ展開に。勝負が動いたのは続く2ホール目。玉城がパーにとどまる中、加藤が見事にバーディを奪取し、激闘に終止符を打った。

「玉城さんもすごく良い感じで来ていたので、バーディを取って決着をつけたいと思っていた。3ホール目からはピン位置が変わると聞いていたので、2ホール以内に決めたいと思っていた」と話す加藤。昨年はQTサードで失敗し、今季は推薦出場がメインだっただけに「QTに出ないで来年の出場権を獲得したい気持ちもあったので、本当に本当に良かった。少し余裕ができたので、この後も2勝3勝と挙げていきたい」と喜びを語った。

ACNツアー最年少優勝という歴史的快挙を成し遂げた16歳。次なる勝利に向けた、今後のさらなる飛躍に注目したい。

写真/大会提供

加藤金次郎って、こんな子!


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