
渦中のフィル・ミケルソン
ゴルフ界を代表するビッグネームに降って湧いたスキャンダル。報道によると、メジャー6勝のミケルソンが数十年にわたりプレーや練習を行ってきたカリフォルニア州ランチョ・サンタフェにあるザ・ファームズGCへの出入り禁止になったという。
事件が起きたのは今年の春。クラブハウスでミケルソンが女性に近づき同意のない不適切な身体的接触を行ったと複数の情報筋の話として同誌は報じ、その女性は誘いを拒否して上司に報告。コースの関係者がミケルソンに事情聴取を行い退場を命じたというのが概要だ。
ザ・ファームズGCはゴルフダイジェスト誌への声明で「会員の不適切な行為に関する従業員の報告を受け、事件について徹底的に独立調査を行い断固たる措置を講じました。当該人物(ミケルソン)はもはやザ・ファームズGCの会員ではありません」と述べたが、さらに衝撃的なのがクラブの壁に飾られていたミケルソンの写真まで撤去されたということ。
しかしミケルソンの弁護士は「疑惑は虚偽である」と全面否定。「これらの疑惑を否定するビデオ映像がある」とロサンゼルスタイムズ紙の取材で明かしている。
今季ミケルソンは家族の健康上の問題(詳細は不明)でマスターズと全米プロゴルフ選手権を欠場。LIVでも3月の南ア大会1試合しか出場していない。本人が公の場にいない状況でコース外の騒動が注目されるのはかつてのギャンブル報道に似ている。
スポーツ賭博師ビリー・ウォルターズが23年に出版した自伝で、ミケルソンが30年間で10億ドル(約1550億円)をスポーツ賭博に注ぎ込んだと主張。LIV移籍はギャンブルによる巨額の借金を埋めるためともいわれている。
何度も交通事故を起こすタイガー・ウッズ。不本意な形で渦中の人となったミケルソン。平成を賑わせたゴルフ界の二大巨星の心の闇は深いか。
※週刊ゴルフダイジェスト2026年7月7日号「バック9」より
