4日間にわたる悪天候に見舞われ、予備日の6月29日(月)までもつれ込む異例の長丁場となった国内女子ツアー「EARTH MONDAMIN CUP」。度重なる中断や順延という過酷な状況下で、選手たちは精神力と体力を試された。激闘を終えたばかりの女子プロたちに直撃取材を敢行。試合直後の生々しい疲労感や舞台裏、そして休む間もなく訪れる明日(次戦「資生堂レディス」の練習日)の過ごし方について訊いた。
画像: 4日間を戦い抜いた選手たちの疲労感は一体どのくらい?

4日間を戦い抜いた選手たちの疲労感は一体どのくらい?

小林光希:疲労を味方につけた「無心」のプレーと、即座の始動

画像: 2位タイ(通算11アンダー)の小林光希

2位タイ(通算11アンダー)の小林光希

初日61位タイから怒涛の追い上げを見せ、トップと1打差の2位タイに食い込んだ小林光希。

長丁場の疲労により「鈍くなって、(いい意味で)考えることが少なくなった。疲れたのがちょうどよかったかもしれない」と、無心でのプレーが好結果に繋がったと振り返る。激闘を終えた後の過ごし方については「早く帰って寝ます」と一言。しかし、次戦はコースが変更になったため「不安だから回りたい」と、明日には早くも練習ラウンド行う予定だ。

ウー・チャイェン:「2日間で54ホール」の限界と、計算された回復

画像: 9位タイ(通算7アンダー)のウー・チャイェン

9位タイ(通算7アンダー)のウー・チャイェン

最終日にスコアを4つ伸ばし、通算7アンダーの9位タイでフィニッシュしたウー・チャイェン。

「昨日は26ホール回って、今日は28ホール。本当に体力が限界だった」と、想像を絶する消耗戦を率直に語った。しかし、スウィングが崩れることはなく「調子もいい感じだった。16番・17番は不運だった。攻めた結果」と振り返る。限界を迎えた心身を癒やすため、今日は「家に帰ってお風呂に入ってすぐ寝る」とのこと。明日の練習日は「マッサージのケアを受けて、練習だけ。ラウンドは多分しない」と、まずは身体の回復を最優先に次戦へ備える。

吉澤柚月:重圧を跳ね除けた精神力と、次戦への決意

画像: 第1リランキングを2位で通過した吉澤柚月

第1リランキングを2位で通過した吉澤柚月

過酷な4日間を「調子も良くなかったが、その中でも耐えられた」と総括する吉澤。

疲労については「あるとは思うが、『めっちゃ疲れた~』という感じではない。第3ラウンド終了後のほうが感じていた」という。そして「来週以降に繋がるラウンドができた」と確かな手応えを語り、「しっかり休んで明日に備えたい」と次戦へ意識を向けていた。

吉本ひかる:重いラフを攻略したタフネスと、飽くなき準備

最終日に4つスコアを伸ばした吉本ひかるは、雨の影響で「長いラフがさらに重く感じた」とコースのタフさを語る。

2ラウンド連続の過酷な日程でも伸ばせた理由については「体力はあるほう。あまり疲れも感じていない」と強靭なフィジカルを軸に、最後までカッパを着ずにプレーした。試合後は「温かいお湯に入って、すぐ寝ます」と語る一方、明日には「コースがいつもと違うほうと聞いたので、1ラウンドしてしっかりコースチェックをしたい」と、休む間もなく次戦への準備を口にした。

平塚新夢:リランキング突破の安堵と、等身大の戦い

第1回リランキングを突破し今大会に挑んだ平塚新夢。

連日の雨に「疲れました。特に昨日。雨が降っているので気をやっぱ使うというか、体力への影響も大きかった」と心身の疲労を語った。第3ラウンドは苦戦したものの、朝食を挟んで気持ちを切り替えて、最終ラウンドを回り切った。

激闘を終えた本日の過ごし方は「甘いものを食べて、ゴロゴロしたい。タピオカを飲みたい」と等身大の望みを語り笑わせた。しかし、明日には早くも練習ラウンドが控えており、「やるだけやるしかない。気負いすぎず気楽にやれたら」と、次戦へのステップを見据えていた。

悪天候と疲労に打ち勝ち全力を尽くした選手たち。激戦の余韻の中、彼女たちはすでに次戦への一歩を踏み出している。(文/川野真美)

撮影/岡沢裕行

*2026年6月29日21時36分、写真を追加いたしました。


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