
4日間を戦い抜いた選手たちの疲労感は一体どのくらい?
小林光希:疲労を味方につけた「無心」のプレーと、即座の始動

2位タイ(通算11アンダー)の小林光希
初日61位タイから怒涛の追い上げを見せ、トップと1打差の2位タイに食い込んだ小林光希。
長丁場の疲労により「鈍くなって、(いい意味で)考えることが少なくなった。疲れたのがちょうどよかったかもしれない」と、無心でのプレーが好結果に繋がったと振り返る。激闘を終えた後の過ごし方については「早く帰って寝ます」と一言。しかし、次戦はコースが変更になったため「不安だから回りたい」と、明日には早くも練習ラウンド行う予定だ。
ウー・チャイェン:「2日間で54ホール」の限界と、計算された回復

9位タイ(通算7アンダー)のウー・チャイェン
最終日にスコアを4つ伸ばし、通算7アンダーの9位タイでフィニッシュしたウー・チャイェン。
「昨日は26ホール回って、今日は28ホール。本当に体力が限界だった」と、想像を絶する消耗戦を率直に語った。しかし、スウィングが崩れることはなく「調子もいい感じだった。16番・17番は不運だった。攻めた結果」と振り返る。限界を迎えた心身を癒やすため、今日は「家に帰ってお風呂に入ってすぐ寝る」とのこと。明日の練習日は「マッサージのケアを受けて、練習だけ。ラウンドは多分しない」と、まずは身体の回復を最優先に次戦へ備える。
吉澤柚月:重圧を跳ね除けた精神力と、次戦への決意

第1リランキングを2位で通過した吉澤柚月
過酷な4日間を「調子も良くなかったが、その中でも耐えられた」と総括する吉澤。
疲労については「あるとは思うが、『めっちゃ疲れた~』という感じではない。第3ラウンド終了後のほうが感じていた」という。そして「来週以降に繋がるラウンドができた」と確かな手応えを語り、「しっかり休んで明日に備えたい」と次戦へ意識を向けていた。
吉本ひかる:重いラフを攻略したタフネスと、飽くなき準備
最終日に4つスコアを伸ばした吉本ひかるは、雨の影響で「長いラフがさらに重く感じた」とコースのタフさを語る。
2ラウンド連続の過酷な日程でも伸ばせた理由については「体力はあるほう。あまり疲れも感じていない」と強靭なフィジカルを軸に、最後までカッパを着ずにプレーした。試合後は「温かいお湯に入って、すぐ寝ます」と語る一方、明日には「コースがいつもと違うほうと聞いたので、1ラウンドしてしっかりコースチェックをしたい」と、休む間もなく次戦への準備を口にした。
平塚新夢:リランキング突破の安堵と、等身大の戦い
第1回リランキングを突破し今大会に挑んだ平塚新夢。
連日の雨に「疲れました。特に昨日。雨が降っているので気をやっぱ使うというか、体力への影響も大きかった」と心身の疲労を語った。第3ラウンドは苦戦したものの、朝食を挟んで気持ちを切り替えて、最終ラウンドを回り切った。
激闘を終えた本日の過ごし方は「甘いものを食べて、ゴロゴロしたい。タピオカを飲みたい」と等身大の望みを語り笑わせた。しかし、明日には早くも練習ラウンドが控えており、「やるだけやるしかない。気負いすぎず気楽にやれたら」と、次戦へのステップを見据えていた。
悪天候と疲労に打ち勝ち全力を尽くした選手たち。激戦の余韻の中、彼女たちはすでに次戦への一歩を踏み出している。(文/川野真美)
撮影/岡沢裕行
*2026年6月29日21時36分、写真を追加いたしました。
