「気合いは入っている」が、過去のデータが立ちはだかる?
ホストプロとして迎える今大会。プレッシャーもあるはずだが、堀川の表情は引き締まっていた。
「普段の試合も全力ではあるんですけど、特にホストプロっていうのもあるんで、気合いは入ってます」と力強く宣言。しかし、話題がこれまでの同大会での成績に及ぶと、少し表情を曇らせた。
「5年出てますけどあまりいい成績がないんで……。5分の3で予選を落ちてますし、自分の中でのマネジメントがあるんですけど、それが正しいのかっていうのはちょっとまだ明確に分かってないんです」
これまでの出場でなかなか結果を残せていない苦い経験から、今回は事前の準備段階から入念な調整を行っているという。

堀川未来夢(写真は26年前澤杯 MAEZAWA CUP、撮影/有原裕晶)
鍵を握るのは「ティーショットの番手選び」と「バーディ必須の展開」
西那須野カントリー倶楽部(7036ヤード・パー72)をどう攻略するのか。堀川は、このコース特有の「スコアの伸びやすさ」を警戒している。
「難しいホールっていう感覚はないんですけど、やっぱりみんなスコアが伸びるんで、それに追いつかなきゃいけない。ただパーを獲っているだけでは上に行けないんで。基準がバーディになってくると、そう考えると難しいですよね」と伸ばし合いの展開必至と予想するなかで、最大の課題として挙げたのがティーショットのマネジメントだ。
「セカンドショットをしっかりつけなきゃいけないんですけど、そこには短い距離で打つことが大事なのか、フェアウェイから打つことが大事なのか、ホールによってそれも変わってくると思うんで。どっちも重要視してティーショットのクラブを選ぶかっていうのは考えますね」
事実、練習ラウンドやプロアマ戦を通じて「普段と違うティーショットの番手で打ってみたりして、より良いものを試行錯誤している」と明かした堀川。現在の彼のフェアウェイキープ率は58.766%(31位)だが、この数値をどこまで引き上げ、精度の高いセカンドショットに繋げられるかが上位進出への鍵となりそうだ。
ホストプロとしての意地と、過去の自分を超えるための緻密なマネジメント。試行錯誤の末に堀川未来夢が見つけ出した「最適解」が、明日からの初日でどのように発揮されるのか。彼のプレーから目が離せない。

