7月9日から4日間の日程で、北海道・真駒内カントリークラブ(6700ヤード・パー72)にて幕を開ける「ミネベアミツミレディス 北海道新聞カップ」。大会前日となる8日にはプロアマ大会が行われ、本戦に向けて選手たちが最終調整を行った。硬く速いグリーンと北海道特有の洋芝という難コンディションを前に、注目選手たちは何を語ったのか。開幕前日の声をお届けする。

前週ツアー初優勝の倉林紅、「また自分らしくイチから」

先週の「資生堂・JALレディス」でプレーオフ2ホール目までもつれ込む激闘を制し、見事な初優勝でシード権を手にした倉林紅。優勝後は「本当に環境がガラリと変わったというか、先輩プロ含めいろんな方々に『おめでとう』と言われました」と周囲の反響の大きさを実感している様子だ。

「優勝したシーンは見直したか?」という問いに対しては、「(プレーオフを決めた)18番のバーディパットからゾーンに入っていたというか、いい意味で自分の感情に流されることなく、憶えていないんです。後から動画を見直して『いいパットだったな』と(笑)」と笑顔で振り返った。

画像: 資生堂・JAL レディスオープンで初優勝したルーキーの倉林紅(撮影/岡沢裕行)

資生堂・JAL レディスオープンで初優勝したルーキーの倉林紅(撮影/岡沢裕行)

シード権獲得により「もうQTは出場したくなかったので、良かったです」と安堵しつつ、「来年もう1年出場できることになったので、また次に勝てるようにしたい」と早くも前を向く。菅楓華や荒木優奈、入谷響と同学年で、すでに優勝を経験している彼女たちから「気軽にいつも通りで」とアドバイスを受けたと言い、「また自分らしくイチからできたら」と気負いはない。

北海道でのゴルフはアマチュア時代を含めても今回が初めて。「芝が難しい」と警戒しつつ、初タッグとなる奥西桂耶キャディからのアドバイスを頼りに攻略を狙う。「今週はしっかりフェアウェイキープして、チャンスがきたらバーディ獲りたいです」と、冷静に試合に臨む構えだ。

先週の自信を胸に挑むアマチュア・長澤愛羅

アマチュアの長澤愛羅は、先週プレーオフで惜しくも敗れたが2位タイに入り、ベストアマの獲得で得た自信を胸に北の大地へ乗り込んできた。慣れない連戦に「疲れてます」と本音もこぼすが、コースについては「(7位タイでベストアマに輝いた)去年より難しかったです」と分析。「グリーンがすごく速くて硬くて、昨日は風がすごくてゴルフにならなかったです」と難しさを肌で感じているようだ。

画像: 資生堂・JALレディスで2位に入りベストアマに輝いた長澤愛羅(撮影/岡沢裕行)

資生堂・JALレディスで2位に入りベストアマに輝いた長澤愛羅(撮影/岡沢裕行)

北海道特有の洋芝については、「(北海道開催で優勝した今年の)日本女子アマも洋芝だったので嫌いではないのかなと思います」と前向きに捉える一方で、「ラフは引っかかってしまったりするので、そこは気を付けたい」と警戒を強める。「先週はたまたまだと思うので、まずは予選通過を目指して、そこから徐々にいけたらなと思います」と、地に足のついた目標を掲げた。

地元北海道での活躍を誓う内田ことこ。不振の原因を冷静に分析

地元・北海道での活躍を誓うディフェンディングチャンピオンの内田ことこだが、今季はこれまで17試合に出場し12試合で予選落ち、メルセデス・ランキングも87位と低迷している。

画像: 内田ことこ(写真は26年ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ、撮影/姉崎正)

内田ことこ(写真は26年ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ、撮影/姉崎正)

スタッツ的に一番の変化として表れているのが「3パット率」で、1ラウンドあたりの平均パット数は28.6047(6位)と、昨年の28.9341(6位)から変わっていないものの、3パット率は昨年の2.6252(12位)から3.4884(36位)へと悪化している。

昨秋の体調不良から「問題ない」レベルまで回復しているものの、体重は完全には戻り切っておらず、現在はトレーニングで筋肉量を戻している最中。そのため、「以前と比べてアイアンの飛距離が5ヤードほど落ちている」という。その結果、グリーンには乗ってもピンからの距離が遠くなり、必然的に3パットの回数が増えてしまっているのが現状だ。

ゴルフの調子自体は「悪くないですけど、なかなか噛み合わない感じ」と分析するが、「自分のイメージしているショットに対して、実際は5ヤード短いことを受け入れてプレーできるようになってきています」と、変化を受け入れた上でのマネジメントに手応えを掴みつつある。

地元大会でのプレッシャーについては「ないですね」とキッパリ。「応援に来てくださる方が多いので頑張りたいです」と地元ファンへの想いを口にした。「去年より硬いですし、難しく感じます」と語るコースを舞台に、シード権獲得に向けて「なるようになるかなと。タイミングもあると思うので」と自然体で挑む。

それぞれの想いを胸に開幕を迎える「ミネベアミツミレディス 北海道新聞カップ」。選手たちの熱き戦いに注目だ。


This article is a sponsored article by
''.