
Shohei Oda 2003年生まれ、愛知県出身。専修大学出身、前田道路所属
GD ルーキーイヤーですが、まずまずの成績を残せている感じがあります。
小田 そうですね。まだまだですけど、慣れてきた感じは少しあります。
GD ゴルフを始めたのは何歳ですか?
小田 4歳半か5歳の時だったと思います。父がゴルフをやっていたので、その影響です。でも、始めた頃の記憶っていうのはほとんどなくて、小学校の3年生の時に初めて世界ジュニアに出たんですけど、ジュニア時代で明確に覚えているのはその時のことですね。
GD 中学校や高校は地元の学校ですか?
小田 中学は地元でしたが、高校からは新潟にある開志国際高等学校に進みました。
GD そこから専修大学に入るわけですよね。その時にプロ転向も含めて他の大学など選択肢はあったんですか?
小田 レベルの高い関東の大学に行きたいという思いはありました。けれど、父親の祖父が専修大学出身で、親孝行というと大袈裟ですけどそういうルーツのある学校に入るのもいいかなと思いました。
GD プロになることを決めたタイミングを教えてください。
小田 最初はプロになる気持ちは全然なかったんですけど、大学の2年をタイムリミットとして、プロになるかどうかを決めようと両親とも話をしていました。そんなとき、文部科学大臣杯争奪 第42回日本学生ゴルフ王座決定戦というタイトルを獲ることができたので、自分の中でも両親と話す中でもプロを目指してもいいんじゃないかということになりましたね。
GD 憧れていたプロゴルファーとか好きなプロゴルファーはいましたか?
小田 それがいなくて。ゴルフ自体が自分の中でめちゃくちゃ好きかと言われたらそこまで好きじゃない感じだったので、あまりテレビで中継を見たりもしなかったですね。でも、その中で同じ中部の桑原克典プロは人間的にも選手的にも素敵なプレーヤーで尊敬しています。
GD あまり好きじゃない感覚というのは、どういう気持ちで続けてきたんですか?
小田 そうですね。部活として動くことが多くて、部活に貢献できたらという思いがあって、そのためには上手くならないといけないという気持ちでやっていました。高校も全国大会に10年連続で出場すると監督が表彰されるので、なんとかそのために頑張りたいという気持ちもありましたし、大学はリーグ戦でAリーグだったんですが、なんとか後輩のためにAリーグに残してあげなきゃいけないという思いもありました。主将やっていたというのもありますが、言い過ぎですけど責任感とか使命感という感覚がゴルフをやるモチベーションだったような気がします。
GD それはプロになると周りのためというよりは自分のためのゴルフになると思いますが、心境の変化などありましたか?
小田 そうですね。プロで戦う中で体力的にきついと思うことはあるんですが、いろんな準備をすることは楽しくて、ある意味、自分を動かす原動力のベクトルが自分に向けられるようになったことで「ゴルフが好きなのかもな」って感じるようになりました。がむしゃらに自分が頑張るためにどうするかを考えられているので、プロになってゴルフが好きなことに気づいたのかもしれません。
===
小田祥平選手の目下の目標は、ツアーで勝つこと。自分のためではなく、使命感や責任感の中でゴルフをしてきた彼ですが、プロになって「自分のためにゴルフができるようになって初めて感じた感覚」が、「ゴルフが好きだ」ということでした。同級生の活躍も大きな刺激となり、ルーキーイヤーにも関わらずすでに勝てる雰囲気を醸し出しています。ツアー屈指のテクニックを持つ小田選手のプレーに、ぜひご注目ください。
文/出島正登
写真/姉崎正


