「ちょうど100ヤード」でフルショットではなく「9番アイアン」で抑えて打つ
みなさんこんにちは。ゴルフバカイラストレーターの野村タケオです。100ヤードって皆さんはどう打っていますか? どのクラブを使う? どんな力感で打つの? 100ヤードって乗せたい距離ですが、意外と難しいんですよね。月刊ゴルフダイジェスト8月号に“「100Y」はショットじゃない アプローチだ!”という記事がありました。これってどういうことなのでしょうか。記事の内容の一部をちょこっと試してみました。

月刊ゴルフダイジェスト2026年8月号で特集されていた「100ヤードの距離を打つコツ」を実践!
記事によると、100ヤードを打つ時にはフルショットをしすぎているので、ミスになりやすいということなんです。「抑えて打つ」を覚えたらバーディチャンスが確実に増えると書かれています。しかしその「抑える」というのがアマチュアには難しいんですよね。
この記事で解説をしてくれている奥山ゆうしプロによると「ちょうど100ヤード」を打てるクラブを入れておくということは大事だけれども、毎回そのクラブでフルショットをしているとしたら、グリーンオン率は意外と高くないはずと言っています。特に100ヤードはフルスウィングするとデメリットのほうが大きいということなんです。フルショットで打つと体に力が入ります。するとアーリーリリースや過度なローテーションが起こりやすく、縦距離だけでなく左右にもブレやすくなるということなんですね。なので、大きめのクラブで、アプローチをするように打つのがおすすめだそうです。抑えたスウィングになるので、スピン量も適正になり、フェース管理も簡単になるということです。

フルショットで打つと体に力が入り、アーリーリリース(左)や過度なローテーション(右)が起こりやすくなる
奥山プロがおすすめしているのが9番アイアンで100ヤードを打つ、というもの。9番という大きめのクラブで100ヤードを打つことによって、まず力みが取れるんです。そして力みが取れるとダウンスウィングでタメが自然とできるようになり、結果としてクラブが上から入るようになります。またテンポがよくなり下半身から切り返せるようになることで、ハンドファーストで当てやすくなります。またスウィング自体がコンパクトになることで、手を体の正面に保って振りやすくなります。このように自然といい動きになりやすいんですね。

大きめアイアンで100ヤードを打つと力みが取れ、クラブが上から入るようになり、手を体の正面に保ちやすくなる
9番アイアンで100ヤードを打つための「アドレスの工夫」
では、どのようにすれば9番で上手く100ヤードを打てるのでしょうか。まずスタンスでボール1つ分左足を引いて、左5.5:右4.5の体重配分で構える。オープンにすることでフォローでしっかり体を回していきやすくなり、やや左足体重にすることで通常のアプローチのようにボールを上から的確にとらえやすくなるということです。
そして手元は左股関節の前にセットして、最初からややハンドファーストの形を作っておきます。そしてグリップは指2本分短く持ちます。アプローチのように打つわけなので、当然グリップは短く持つということです。長く持つとフルショットの時のように力みを発生させる原因になるそうです。
このようにアドレスでちゃんと「アプローチ」の構えを作っておくことが大事なんですね。そうすることで振り幅が必要以上に大きくなることも防げるということです。

アドレスは少し左体重でオープンスタンスに構える。手元は左股関節前にセットして最初からハンドファーストの形に。グリップは指2本分短く持つ
早速この打ち方で100ヤードを打ってみました。まずアドレスですが、クラブを短く持つということはあまり違和感がないのですが、少しオープンにするのと左足に少し体重を乗せるということに少し違和感を覚えました。30ヤードくらいのアプローチなら当然の構え方ですが、100ヤードを打つ時にはあまりそういう構えはしないので、少し気持ち悪さがあります。
しかし実際に打ってみると、そこまで違和感がないですね。オープンスタンスといってもボール1つ分くらいだし、左足体重もほんの少しですから。
振り幅は肩から肩くらいの感じでちょうど100ヤードくらいになりそうです。しかしここで気をつけないといけないのが、肩から肩のつもりでも実際はもっと振ってしまっているということ。これは動画などを撮ってもらって確認したほうが良さそうですね。

僕の場合は肩から肩くらいでちょうどいい感じでした。テンポが速くなってしまわないように気をつけて打つことが大事だと思いました
テンポも注意が必要だと思います。切り返しから早くなってしまったりするとミスヒットにもなりやすいし、距離感や方向性も悪くなってしまいます。スウィング中に早くなったり遅くなったりせず、一定のテンポで打つということが大事ですね。
練習を続けていると、だんだん距離感や方向性も合ってきました。確かにこのくらい気楽に打てるのであればミスになる確率も少し減りそうな気がします。また抑えて打てるようになることで、中途半端な距離の打ち分けもできるようになるんじゃないかと思います。
今回アプローチのように100ヤードを打つということをやってみましたが、この練習はいろんな意味でとてもためになると思いました。もちろんアプローチの精度も高くなるし、他のショットにもいい影響がありそうです。
この記事にはこの他にも、抑えたショットの打ち方の詳しい解説などが載っているので、興味のある人はぜひ読んでみてください。


