JLPGAツアー2026シーズン第19戦「明治安田レディスゴルフトーナメント」は7月18日(土)、宮城県富谷市の仙台クラシックゴルフ倶楽部(6692ヤード・パー72)にて第3ラウンドが行われた。前日までの雨予報からは一転し、この日は天候・曇り、気温26.5度、風速2.6m/sと天気が持ちこたえた仙台。ムービングデーにふさわしく各選手がピンをデッドに攻めるなか、上位陣のリーダーボードが激しく入れ替わる大混戦となった。

神谷そらが通算14アンダーで首位堅守! 1打差に金澤と大出が猛追

画像: 単独首位の神谷のほか、2位タイに位置する金澤、大出が追い上げる展開に(撮影/大澤進二)

単独首位の神谷のほか、2位タイに位置する金澤、大出が追い上げる展開に(撮影/大澤進二)

単独首位から出た初日からトップを守る神谷そらは、この日も3つ伸ばす「69」の粘り強いゴルフを見せ、通算14アンダーで首位の座を死守した。しかし、すぐ後ろには同じく「69」で回った金澤志奈と、この日「66」のチャージを見せた大出瑞月の2人が通算13アンダーの2位タイでピタリと追走。

さらに1打差の4位にはルーキーの鳥居さくらが通算12アンダーでつけるなど、優勝戦線の行方は全く分からなくなっている。

「耐えながらパターが入った」驚異の「64」で5位タイへ爆発した阿部未悠

画像: パターの調子が良く、8バーディを獲る活躍を魅せた阿部未悠(撮影/大澤進二)

パターの調子が良く、8バーディを獲る活躍を魅せた阿部未悠(撮影/大澤進二)

首位と3打差の通算11アンダー5位タイグループへ、一気にリーダーボードを駆け上がってきたのが阿部未悠だ。1番、2番での連続バーディなど前半だけで4つ伸ばすと、後半に入っても勢いは加速。10番、12番、そして上がりの17番、18番でも見事な連続バーディを沈め、8バーディ・ノーボギーの「64」というこの日のベストスコアを叩き出した。

しかし、ホールアウト後のインタビューで本人の口から出たのは意外な本音だった。

「正直言うと、本当にショットの調子が全然良くなくて、本当に耐えながら、パターがよく入ってくれたので、スコアが伸びたという感じ」と苦しい胸の内を明かす。「本当にラッキーもありましたし、ウェッジショットはそんなに悪くないので、そこでバーディを取れたことは大きかったですし、悪い中よくやったなっていう感じです」と、自らの武器を最大限に活かした粘りのゴルフを評価した。

先週の「ミネベアミツミレディス」では惜しくも2位に終わっており、「先週2位で悔しい思いをしているので、勝ちたい」と勝利への強い執念を滲ませる阿部。「自分のプレーは結構攻めて、バーディをガンガン取っていくというタイプなので、そこを目指して、ショットの調整を急ぎながら、いいゴルフができたらいいなと思います」と語った。

チームの好雰囲気で「66」マーク!通算9アンダーへ浮上した勝みなみ

画像: 6アンダーの「66」で15位タイまで上り詰めた勝みなみ(撮影/大澤進二)

6アンダーの「66」で15位タイまで上り詰めた勝みなみ(撮影/大澤進二)

同じくムービングデーの波を捉え、通算9アンダーの15位タイまで順位を上げてきたのが勝みなみだ。4番でボギーとするも動じることなく6番、10番、16番で着実にバーディを奪い返すなどスコアを6つ伸ばし、「66」の好スコアでホールアウトしてみせた。

「今日は同組の雰囲気もすごくよくて、切磋琢磨している感じがあったので、このスコアになったかなと思います」と笑顔を見せた勝。「とりあえずピンを攻めていこうという気持ちでラウンドしました」と語る通り、アグレッシブなマネジメントが結実した形だ。「パットのフィーリングもすごくいいですし、ショットも安定してピンを攻めていけてるかなっていうホールもたくさんあるので、そこがいいかなと思います」と、日に日に高まる手応えを実感している。

首位とは5打差のポジションだが、「上も見えてきているのかなと思うので、明日集中して頑張れば、優勝というのも見えてくるかなと思います。しっかり集中したいです」と、最終日の大逆転劇に向けて力強く闘志を燃やした。

なお、通算11アンダーの5位タイグループには阿部のほか、サイ・ペイイン、鈴木愛、髙久みなみ、仲村果乃、福田萌維らが大挙してひしめき合っている。泣いても笑っても残り18ホール。引き締まった仙台クラシックGCのグリーンを舞台に、最後に栄冠を掴み取るのは誰になるのか、一打たりとも目が離せない。

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