JLPGAツアー2026シーズン第19戦「明治安田レディスゴルフトーナメント」は7月19日(日)、宮城県富谷市の仙台クラシックゴルフ倶楽部(6692ヤード・パー72)にて最終ラウンドが行われ、4日間の熱戦が幕を閉じた。最終日は天候・曇り時々晴れ、気温29.9度、風速0.7m/sを記録。グリーンの硬さはファームネスメーター270、速さは10フィートと、最終日にふさわしいタフなセッティングが選手たちを待ち受けていた。今回は、見事逆転優勝を果たした阿部未悠を猛追した実力者たちのコメントをお届けする。

小祝さくらは目標超えの「64」で通算16アンダー!「4日間プレーできて嬉しい」

画像: 昨年覇者の小祝さくらは最終日64の追い上げを魅せた(撮影/大澤進二)

昨年覇者の小祝さくらは最終日64の追い上げを魅せた(撮影/大澤進二)

最終日に8アンダー「64」の大爆発を見せ、通算16アンダーの6位タイでフィニッシュしたのが昨年覇者の小祝さくらだ。アウトコースからスタートすると、5バーディを奪う猛チャージを見せて前半を「31」で折り返す。後半インコースでは15番、16番、18番で確実にスコアを伸ばし「33」をマークした。

「後半入ってちょっと最初のほうなかなかバーディ取れずで、ちょっと気合いを入れないとな、というところで、最後のほう3つバーディ取ることができて、8アンダーで今日プレーできましたし、目標は7アンダーだったので、目標を達成できて嬉しいです」と笑顔を弾けさせた。気合いを入れたことで「最後のほうドライバーがすごく調子も良くなってきて、自信を持って打つことができていたので、それがアイアンショット、パッティングにも繋がったのかなと思います」と勝因を語る。

この4日間を振り返り、「長かったんですけど、暑さもありましたし、だけど本当に昨年はちょっとクマの影響で3日間になってしまったりとか、結構いろいろあったんですけど、今年は4日間いいプレーできましたし、4日間プレーできたこともすごく嬉しいです」と完走の喜びを口にした小祝。

「今日は4日間の中で一番パッティングも良かったんですけど、やっぱりしっかり打てるようになってきて、タッチだったりライン読みもあって来たので、そういったのも自信に繋がるかなと思います」と手応えを語り、「来週で4日間の5週連続がやっと終わるんですけど、ちょっと気合で最後の力振り絞って頑張って、オープンウィークしっかりと休めたらなと思います」と過酷な連戦のラストスパートへ向けて気持ちを新たにしていた。

勝みなみ、後半5バーディの猛チャージで「66」!欧州&全英女子へ大きな自信

画像: インコースで5つのバーディを獲った勝みなみ(撮影/大澤進二)

インコースで5つのバーディを獲った勝みなみ(撮影/大澤進二)

同じくアウトコースから出た勝みなみは、最終ラウンドに6アンダー「66」をマークし、通算15アンダーの好位置で4日間を締めくくった。前半は2番、7番でバーディを奪うも8番でボギーを叩き「35」としたが、後半のインコースで怒濤のラッシュを披露。11番、12番、15番、16番、18番と5つのバーディを量産して「31」を叩き出した。

「前半バーディチャンスつきながらも入らずに、距離もアジャストできてない中で、後半に入って5つバーディ取って好スコアで上がることができたので良かったと思います」と納得の表情。久しぶりの国内ツアー参戦となったが、「もっと暑いと思ってたけど、天候にも恵まれて、すごく涼しく、ケガなく、1週間終わったので良かったです」と振り返る。舞台裏では「この1週間、結構小祝さくらちゃんと夜ご飯を食べたので、元気も出ました」と仲の良さを覗かせる一面も明かした。

「結構飛距離も出ていて、厚く当たるティーショットやセカンドショットも多かったので、次週以降に向けて自信が付いたと思います」と確かな収穫を得た様子。「また来週からスコットランドの試合も始まりますし、そのあと全英(AIG)女子も控えてるので、今週得たことを次戦に発揮できるように頑張りたいと思います」と、次週から始まる海外遠征、そしてメジャー大会を見据えて力強く語った。

桑木志帆はしんどい体でマネジメント徹底、噛み合いを見せた「66」

画像: 自身で納得がいくゴルフができたという桑木(撮影/大澤進二)

自身で納得がいくゴルフができたという桑木(撮影/大澤進二)

同じく通算15アンダーまで伸ばしてフィニッシュしたのが桑木志帆だ。アウトコースから出ると、1番、2番の連続バーディ、さらに4、6、9番でもスコアを伸ばして前半を「31」の猛チャージ。後半インコースを「35」にまとめ、6アンダー「66」の好スコアでホールアウトした。「今日はこの4日間の中で、一番良いゴルフができて、ショットもパッティングも噛み合ってくれたと思います」と笑顔を見せた。

過酷な連戦による疲労から「体の状態がしんどかったのですが」と明かすものの、「その中でもしっかりマネジメントできて、大事なところでいいショット打ったりもできたので、全部が良かったと思います」と精神面の充実ぶりが光った。「最初は優勝したいという思いで臨んだんですけど、1日目、2日目は噛み合ってくれなくて、スコアを伸ばせなかったのが今は悔しいなと思います」と悔しさをにじませつつも、「(国内)メジャーもまだ3つありますし、しっかり勝てるように心技体を整えて頑張りたいです」と、シーズン後半戦のビッグタイトル獲得に向けて意気込んだ。

佐久間朱莉、パットに苦しむも「67」で前を向く、次戦スキップし海外メジャー全英へ

AIG女子オープンに向けて調整する佐久間(撮影/大澤進二)

通算13アンダーで4日間の激戦を終えた佐久間朱莉は、最終日に5アンダー「67」をマークした。アウトコースからスタートし、前半2、6番のバーディで「34」。後半は10番、15番、16番でバーディを奪うなど「33」と着実にスコアを伸ばした。「今日だけじゃなくて、この4日間は全体的にショットは本当に良かったけど、パッティングが決まってくれない4日間だったかな。打ちきれないミスが多くて、今日は比較的にいいパッティングを出来る回数が増えたかなとは思います」と、自身のプレーを冷静に分析した。

前週の海外メジャー「アムンディ・エビアン選手権」からの強行軍となり、「正直疲れました」と本音を漏らしつつも、「試合に出て調整するのが私のスタイルではあるので、良い調整はできたかなと思います」とプロとしてのこだわりを語る。

次週は自身の所属先が主催する「大東建託・いい部屋ネットレディス」が開催されるが、AIG女子オープン出場のためにスキップする決断を下している。「ホステスプロとして、皆様に恩返しする大会のひとつをスキップしてしまったので、その分全英で頑張りたいと思っています。今年最後の海外メジャーになるので、今までの3大会よりは、いいプレーをして帰ってきたい。ずっとトップ10と言ってるので、そこはクリアしたいです」と、お世話になっている人々への恩返しを世界の舞台で果たすことを誓った。

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