タイガー・ウッズや松山英樹が長く愛用し、世界中のゴルファーが憧れるパターブランドの魅力を追いかけるシリーズ。今回は、スコッティ・キャメロンの代表的モデル「デルマー」のルーツと言える90年代初期の貴重なプロトタイプパターの魅力と、そこに込められたデザインの歴史・謎の刻印について。

スコッツマンから受け継がれた血統

画像: デルマー ツアープロトタイプ:カーボンスチールのヘッドにブラックオキサイト仕上げが施されたデルマーのプロトタイプ。近年のスタンダードなデルマーにはフローネックが採用されているが、このパターにはベントネックが入っている

デルマー ツアープロトタイプ:カーボンスチールのヘッドにブラックオキサイト仕上げが施されたデルマーのプロトタイプ。近年のスタンダードなデルマーにはフローネックが採用されているが、このパターにはベントネックが入っている

90年代前半に作られたと思われるプロトタイプのデルマーである。

近年のデルマーとはシルエットが異なるが、このパターは91年に発売されたスコッツマン946をベースにしていると思われる。

画像: 90年代のパターに多く採用された浅いフェースミーリングは、オーナーのお気に入りポイント

90年代のパターに多く採用された浅いフェースミーリングは、オーナーのお気に入りポイント

ちなみに、96年以降に発売されたスタンダードなデルマーにはフローネックが採用されているが、こちらはスコッツマン947からの流れをくんだものであろう。あらためてそれぞれのモデルを見比べると、デルマーの進化の過程を感じ取ることができて、趣深い。

聞くと、オーナーは生粋のデルマーファンで、このほかにも多くのデルマーを所有しているのだとか。ある意味、デルマーの原型とも言えるこのパターは、オーナーにとっては外せない一本であろう。

画像: 左から:スコッツマン946 プロトタイプ/スコッツマン947 プロトタイプ/スーパーセレクト デルマー

左から:スコッツマン946 プロトタイプ/スコッツマン947 プロトタイプ/スーパーセレクト デルマー

気になるのは、2カ所に刻印されたD・R・のイニシャルである。これは誰のものなのだろう? 「わからないんです。プロの名前だと思うのですが、COA(保証書)にも書いてなくて」(オーナー談)

それはますます気になるが……。キャメロン氏に尋ねたら教えてもらえるのであろうか?

※週刊ゴルフダイジェスト7月14日「キャメロンマニア宣言」より

PHOTO/Takanori Miki
THANKS/スコッティキャメロン ゴルフギャラリージャパン

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