7月にPRGRから発売された「RS DUO DRIVER」
PRGR・RSシリーズの新作ドライバーには「DUO」というネーミングが付けられています。「DUO」のネーミングは今から23年前の2003年に発売された「TR DUO DRIVER」までさかのぼります。
チタンヘッド高反発モデルドライバーが全盛の時にカーボンをクラウン部分にコンポジットした「TR DUO DRIVER」は当時の最先端の技術を用いて独自のポジションを築いて大ヒットしました。今回発売の最新作は常に飛びを追及してきたモデルの「RS」にカーボンを使った革新的な技術で話題となったモデルの「DUO」のダブルのネーミングを採用。「PRGR RS DUO DRIVER」は通称「DUO」フェースと呼ばれる4層複合構造です。

「PRGR RS DUO DRIVER」
ダブルインパクト効果を生み出すDUOフェースはボールの変形を抑えてスピン量を安定させる「ファーストインパクト」。極薄高反発チタンフェースが大きくたわんで強烈に弾く「セカンドインパクト」の2つのインパクトが、RSシリーズ史上最高初速を生み出すことに成功したヘッドとなっています。
「RS DUO DRIVER」にはフェードバイアスモデルの「RS F」、ドローバイアスモデルの「RS」、シリーズ最大の寛容性の「RS MAX」の3モデルの展開。今回は「RS」と「RS MAX」のヘッドパフォーマンスを体感しやすいように採用されているオリジナルシャフトを検証していきたいと思います。
「RS」「RS MAX」には2つのオリジナルシャフト「VENTUS FOR PRGR」と「Diamana FOR PRGR」が用意されています。
【検証①】VENTUS FOR PRGRのSフレックスを”RS”に装着
VENTUS FOR PRGR
SR:53グラム/トルク5.2/中元調子
S:57グラム/トルク5.0/中元調子
では早速VENTUS FOR PRGR のSフレックスを「RS」に装着して検証していきたいと思います。Sフレックスのシャフト振動数は241CPMで、純正シャフトのSフレックスとしても比較的軟らかめです。
ワッグルした際から中間部分にしなりを感じられ、ハードな感じはありません。実際にスウィングしてみると手元部分にしなりを感じ、スムーズに切り返していくことができます。

VENTUS FOR PRGR のSフレックス
シャフト自体の動きが穏やかで、純正シャフトらしくスムーズで滑らかにしなるので日本人の平均的なゴルファーが「RS DUO」のヘッドのパフォーマンスを発揮しやすいと思います。
先端部分の剛性感は高過ぎず、穏やかに動きボールをとらえてくれます。打ち出し角度はロフト通りのイメージで、高く上がり過ぎるようなことはありません。基本的な弾道はストレートからややドロー。バックスピン量は測定時20球平均で(2700rpm±200rpm)と多くのゴルファーが使うことを想定している純正シャフトとしては扱いやすいバックスピン量だと思います。

VENTUS FOR PRGR のSフレックスの評価
クセのないスムーズなしなりが特長で、HS38~42m/sくらいのゴルファーにフォーカスされています。ボールのつかまりの良い「RS DUO」のヘッドパフォーマンスをしっかりと体感できるマッチングです。
【検証②】Diamana FOR PRGRのSフレックスを”RS MAX”に装着
Diamana FOR PRGR
R:43グラム/トルク4.9/中調子
SR:46グラム/トルク4.9/中調子
S:50グラム/トルク4.8/中調子
Diamana FOR PRGRは「RS MAX」に装着して検証していきたいと思います。Sフレックスのシャフト振動数は232CPMとVENTUS FOR PRGR と同様にフレックスとしては軟らかめです。

Diamana FOR PRGR
ワッグルすると先端部分が大きなしなりを感じられます。実際にスウィングしてみると手元部分に硬さは感じず、パワーを必要としない切り返しが可能です。メーカー表記は中調子ですが、シャフト中間部分からやや下の部分にキックポイントがあるように感じられ、一般的な中先調子シャフトのような振り感です。

Diamana FOR PRGRのSフレックスを評価
大きな慣性モーメントを持つ「RS MAX」のヘッドをスムーズにインパクトエリアに運んでくれるシャフトで、フェースが開かずにボールをしっかりととらえやすく、右へのミスを間違いなく低減してくれます。
先端部分の剛性は強くないため、自身でインパクトを作っていくヒッタータイプのゴルファーは先端挙動がやや大きく感じられると思いますが、振り抜くイメージの方はシャフトでボールをとらえてくれるやさしさが感じられるでしょう。

吉田氏の「VENTUSFOR PRGR のS」「Diamana FOR PRGRのS」の評価
打ち出し角度はやや高めで、基本的な弾道はドロー。バックスピン量は測定時20球平均で(2600rpm±200rpm)でした。ドロー回転が多めに入ることでバックスピン量は抑えられていますが、スウィングタイプによって変化が出ると思います。
パワーを必要とせずにスムーズな挙動でボールをとらえる設計のシャフトです。スライスの要素も低減してくれますので「RS MAX」の持つヘッドパフォーマンスをやさしく感じさせてくれるでしょう。


