
明治安田ステップ・ランキングで2位の大須賀望に約40万円差の1位につける吉本ここね(写真/姉崎正)
「(最終日は)ほとんどのホールでパーオンできました。とくにショットが良かったのかなと思います。パットはチャンスを逃してしまったホールがあって、あと2つは伸ばせたかもしれませんが、入らなかったのでしょうがないです。自分では6つも伸ばせると思っておらず、いいプレーができてよかったです。最終日らしく、セッティング(ピン位置)も厳しめだったんですが、昨日(2日目)、3つボギーを打っていたので、今日はノーボギーを目指して、そのとおりプレーできました。チャンスどころのパー5で2つバーディが取れたのも大きいですね」
現在、吉本は明治安田ステップ・ランキングで1位を走る。また、レギュラーツアーでもリランキングで順位を上げ、QTランク58位から51位へと浮上した。本人としてはステップ、レギュラーのどちらを重視しているのだろうか。
「今年1年はステップ・アップ・ツアーが中心になるという気持ちでいたのですが、レギュラーツアーで意外と成績が良かったりして。レギュラーに出られるのは、本当に嬉しいことです。ステップに出られるだけでもありがたいですが、レギュラーに出られるチャンスがあるのなら、そちらを優先したい。今はそう考えています。来季のシード権を目指したいです。
今回のカストロールレディースはレギュラーのオープンウィークでしたので出場できました。ステップもレギュラーも、どちらも頑張りたいというのが本音です」
レギュラーとステップ、両ツアーを主戦場としている吉本にとって、2つの舞台に何か違いはあるのだろうか。

ゼクシオ14にして飛距離が伸びたと話す吉本ここね(写真/姉崎正)
「どちらもカットラインが上がってきている印象があります。選手層の厚さというのでしょうか、みんなのレベルがどんどん上がっている感じです。
ツアーの違いで言うならば、やはり距離だと思います。レギュラーは6700ヤードくらいある試合も多く、距離の長さを感じます。長い距離は厳しいのでレギュラーのほうが難しいです。私は飛ばないほうなのでセカンドオナーになりやすいんです。ですが……去年より飛距離が伸びたんです。だからステップの試合ではセカンドオナーが少なくなりました。セカンドオナーって最初に打たなくちゃいけないので早くしなきゃと焦ってしまうんです。それがなくなるだけで余裕が生まれました。ボールが飛ぶっていろいろな意味でプラスに働きますね」
飛距離はどのくらい伸びたのか。そして、その要因は何だったのだろうか。
「実はクラブが良くて……。新しいゼクシオ14です。飛距離アップはクラブのおかげですね。ゼクシオ13が気に入ってずっと使っていたんですけど、思い切って新しいゼクシオ14に替えました。私の体感ですけど、7ヤードは伸びた感じです。この飛距離アップは大きいです。とてもラクにプレーできるようになりましたから」

「飛距離アップはクラブのおかげ」と絶大な信頼を置くゼクシオ14とぱしゃり(写真/畔蒜聡)
後半戦に入ると、レギュラーツアーとステップ・アップ・ツアーが重なる週も多くなる。レギュラーツアーを優先し、来季のシード権獲得を目指す吉本は、新たな武器であるゼクシオ14とともにレギュラーツアーの“距離の壁”へと立ち向かう。
吉本ここねの今季の成績
●レギュラーツアー出場:8試合
ワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップ/42位タイ
リゾートトラストレディス/22位
ヨネックスレディス/予選落ち
EARTH MONDAMIN CUP/予選落ち
資生堂・JALレディス/23位タイ
ミネベアミツミレディス/予選落ち
明治安田レディス/23位タイ
大東建託・いい部屋ネットレディス/6位タイ
★予選落ち3試合
●ステップ・アップ・ツアー出場:8試合
YANMAR HANASAKA Ladies/17位タイ
フンドーキンレディース/35位タイ
大王海運レディース/予選落ち
CTBCレディス/2位
ツインフィールズレディース/29位タイ
ルートインカップ上田丸子グランヴィリオレディース/15位タイ
ユピテル・静岡新聞SBSレディース/優勝
カストロールレディース/10位タイ
★予選落ち1試合
文/畔蒜聡
