「全米女子アマチュアゴルフ選手権」(ジ・オナーズC)で決勝に進出した岩永杏奈は準優勝。1985年服部道子、22年馬場咲希以来、日本人3人目の優勝はならなかった。
画像: 優勝したアスタリスク・タリーと準優勝の岩永杏奈(写真/USGA)

優勝したアスタリスク・タリーと準優勝の岩永杏奈(写真/USGA)

決勝戦(マッチプレー)は、24年「日本女子オープン」でローアマチュアを獲得した17歳の岩永と、15歳で24年「全米女子オープン」ローアマに輝き、スタンフォード大学への進学が内定している17歳の米国トップ高校生、アスタリスク・タリーによる「日米最強高校生対決」となった。

36ホールの長丁場となる決勝戦。前半18ホールで岩永は、6番・7番で連続バーディを奪うなど一時は1アップのリードを奪い、タリーとの戦いに必死に食らいつくシーソーゲームを展開した。しかし、「終盤で接戦にはしたくない」と積極的に攻めたタリーに巻き返され、前半18ホール終了時点で3ダウンとリードを許す形に。雷雨による69分間の天候中断を挟んだ後半も、岩永は勢いを取り戻すことができず、タリーの猛攻に押される展開となった。最後は30ホール目で6ホールを残す「8&6」で、岩永は惜しくも敗退となった。

準優勝に終わったが、この夏、全米ジュニアと全米女子アマに出場し、米国で大きな経験を得た。

「USGAの大会に出場できたことは本当に大きな経験です。全米ガールズジュニアで優勝したカナダのクレイリー・リン選手も今大会に出場して競い合っていましたし、昨年同大会で準優勝したタリー選手とは、今年3月のジュニア・インビテーショナルでも一緒にプレーしました。彼女とは3月にも会っていますし、素晴らしい選手なので、また一緒に競い合うことができてよかったです。将来、また彼女たちと一緒に戦って、そこで良い結果を出せたらと思っています」

また、今大会で最も印象に残っている対戦を振り返った。

「ベスト32でのマッチが印象に残っています。3ダウンまで追い込まれましたが、マッチの終盤で巻き返すことができました。この大会でここまで上位に進出できたのでとても嬉しいですし、ここから多くの学びがありました」

来年の全米女子オープン出場に「嬉しい」と喜びを滲ませた。

「来年の全米女子オープンの出場権を得られたことは知らなかったので、それを聞いてとてもワクワクしています。世界トップレベルのアスリートたちを間近で見たり、一緒にプレーしたりしたいです。すごく楽しみにしています」
※編集部注:2019年に全米アマ、全米女子アマの優勝者はプロ転向しても全米オープン、並びに全米女子オープンへの出場資格維持は明文化されているが、準優勝者についての記載はない。アマチュア資格必須とする米報道もある

6日間、111ホールに及ぶ岩永の真夏の戦いは多くの経験を糧に終わりを遂げた。

◆岩永杏奈の全米女子アマ6日間

■ 予選:ストロークプレー(36ホール)

出場156名中、上位64名がマッチプレーに進出する予選ラウンド。岩永はメダリスト(首位タイ通過)に輝き、マッチプレーの第1シードを獲得。

第1R: 67(5アンダー) ※単独首位発進

第2R: 71(1アンダー)

トータル:138(6アンダー)でヘイリー・キムと首位タイ通過

■ 決勝:マッチプレー(予選上位64名によるトーナメント方式)

・1回戦(Round of 64) 〇 2&1 (1ホール残して2アップ)
対戦相手: アディソン・クロノースキー(米国)

・2回戦(Round of 32) 〇 1 UP
対戦相手: ナタリー・ブロニエン(米国)

・3回戦(Round of 16) 〇 3&1 (1ホール残して3アップ)
対戦相手: ミシェル・シン(カナダ)

・準々決勝(Quarterfinals) 〇 5&3 (3ホール残して5アップ)
対戦相手: パク・ソジン(韓国)

・準決勝(Semifinals) 〇 6&4 (4ホール残して6アップ)
対戦相手: ガブリエラ・ニカストロ(米国)
※悪天候による中断や翌日順延を挟む

・決勝(Final) 36ホールマッチ  ● 8&6 (6ホール残して8ダウン)
対戦相手: アスタリスク・タリー(米国)


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