
「スタンダード ポートランドクラシック」の初日、トップと4打差3アンダー33位の原英莉花とトップと5打差2アンダー49位の勝みなみ
ここまで日本勢は2勝。山下美夢有選手がツアー通算3勝目を挙げ、桑木志帆選手がAIG女子オープンでツアー初優勝をメジャー制覇で飾りました。
今年も躍動している日本勢ですが、ここで昨年の日本勢の活躍を振り返ってみると、優勝者は6人で、実に7勝を挙げていました。
同一シーズンに6人の優勝者が出たのも、合計7勝を挙げたのも史上最多。日本勢が米女子ツアーの巨大勢力に一気にのし上がる、エポックメイキングな年となりました。
この「6人で7勝」がすごかったのは、初優勝者の数です。西郷真央、山下美夢有、岩井千怜、岩井明愛と実に4人が初優勝(しかも西郷、山下両選手は今年の桑木選手同様初優勝がメジャー)。しかも、西郷選手を除く3人がルーキーでした。
米女子ツアーは今週開催「スタンダード ポートランドクラシック」を含めて11試合。ここで昨年の「6人で7勝」にどこまで迫れるかも気になるところです(もちろん、まだ昨年の記録を追い抜く可能性も十分にありますが)。
というわけで今回は、未勝利の6選手の中で、今季の残り試合で「初優勝」に最も近いのは誰か? をデータとともに考えてみたいと思います。
候補となるのは以下の6人
●勝みなみ(23位)
●原英莉花(43位)
●吉田優利(90位)
●西村優菜(104位)
●馬場咲希(111位)
●櫻井心那(164位)
※()内は年間ポイントランキング
このなかで、実績で群を抜いているのが勝みなみ選手です。現在ポイントランクは23位。世界ランクは33位といずれも上位につけており、キャリアで14回のトップ10入り。今シーズンは4度トップ10に入っており、最高順位は3位。パット系の指標がとにかく素晴らしく、ラウンドごとの平均ワンパット数はツアー1位です。
開催中の「スタンダード ポートランドクラシック」初日でも、グリーン周りで苦しむ選手が多いなか、わずか「25パット」に抑える圧巻のタッチを披露。2アンダー49位タイとしっかり上位を狙える位置を踏みとどまりました。本当に、いつ勝ってもおかしくありません。
いつ勝ってもおかしくないといえば、もう1人原英莉花選手の名前も挙げる必要があります。勝選手と同じく今季4度のトップ10入り。「ISPS HANDAスコットランド女子オープン」では3日目まで優勝戦線に絡む活躍を見せました。ルーキーながらポイントランクは43位につけ、さらに一生に一度の栄誉である「ルーキー・オブ・ザ・イヤー(最優秀新人賞)」レースでも現在堂々のトップ(2位以下とは100ポイント以上の差)を独走中。初優勝の瞬間は、まさに秒読み段階に入っていると言っていいでしょう。
開催中の「スタンダード ポートランドクラシック」で勝選手はトップと5打差の2アンダー、原選手はトップと4打差の3アンダーで初日のプレーを終えています。
米ツアー未勝利の有力選手たち。彼女たちの残りシーズンでの“初優勝”はあるのか? 大いに気になるところです。
