
一時、トップと2打差に迫った原英莉花(25年撮影/岡沢裕行)
「粗だらけでした」
そう最終日を振り返ったのは原英莉花選手。6番までに3バーディを奪い、優勝戦線に顔を出した原選手でしたが、本人が「悔しい」と語ったのが、前半の2つのパー5でした。
とくに7番は451ヤードと距離の短いパー5。ティーショットでフェアウェイをキープしますが、ピンまで183ヤードの状況から4番ユーティリティで打ったセカンドはボールの手前をヒットして大幅にショート。バーディを奪うことができませんでした。
この時点でトップとは2打差。3日連続で難度18番目だった7番ホールでは、バーディは当然、イーグルも期待できる状況。5番パー5でもバーディが奪えていなかっただけにぜひ欲しいホールでしたが、獲ることができませんでした。
「5番、7番でバーディが獲れなかったのが悔しかった」とホールアウト後に振り返っていましたが、その後9番でボギーを叩き、以降は12番でバーディを奪うものの、最終ホールでのダブルボギーもあってトータル13アンダーでホールアウトとなりました。
原英莉花&勝みなみ、14位でフィニッシュ️♀️【ザ・スタンダード ポートランドクラシック】【日本勢徹底マークLIVE】【ハイライト】
www.youtube.com優勝が狙える位置からスタートし、途中優勝争いに加わったものの、終わってみれば勝ったジーノ・ティティクルから9打差の14位タイ。中継したU-NEXTのインタビューに答えた内容も、それが極めて悔しい結果だったことが伝わる内容でした。
「初日、2日目とひさしぶりにショットがついて、たくさんバーディが獲っていけそうなゴルフができたのはよかったんですけど。決勝(ラウンド)に入ってからは(バーディが)獲りきれなかったり、最終ホールのようなダボを打ってしまったりとか、すごく心残りのあるラウンドになってしまいました」(原)
もしも7番でバーディを奪い、首位と1打差に迫っていたら……。勝負にタラレバはありませんが、18ホールの長丁場を戦うゴルフならではの「流れ」が1つ違えば、まったく違う景色になっていた可能性も十分にあったはずです。
一方、いつものように淡々と落ち着いた笑顔でインタビューに応えていたのが勝選手。
「2番でバーディがきて、いい流れに乗っていけるかなと思ったんですけど、なかなかバーディチャンスにつくことも少なかったですし、チャンスがあっても決めきれない1日で。そんななかパーパットはしっかり入れられていたと思うので、いろいろな気持ちが混ざっています」
と、全体的に「良い点も、悪い点もあった」と冷静にラウンドを振り返っていました。納得のいかないゴルフに悔しさを露わにした原選手。いいところも悪いところもあったと冷静に振り返る勝選手。
同じ黄金世代、同じ順位でホールアウトした両者でしたが、結果に対する受け止め方はまったく異なるのが興味深いところ。どちらも米女子ツアーで勝つ実力は十分に備えている両選手。
先に勝つのは果たしてどちらになるのでしょうか。

