フェースに近い部分、中央部分、バックフェースに近い部分の3つを使い分ける
みなさんこんにちは。ゴルフバカイラストレーターの野村タケオです。アプローチが大事なのはわかっているのですが、これがなかなか難しい。打点も安定しないし、距離感も難しいじゃないですか。月刊ゴルフダイジェスト9月号の連載「読者記者がゆく。」にそんなアプローチのお悩み相談が載っていました。その回答がとても興味深いものだったので試してみました。

月刊ゴルフダイジェスト2026年9月号で特集されていた「ソールを意識した、アプローチのコツ」を実践!
この相談者のお悩みは「アプローチの打点と距離感が安定しない」というものでした。アプローチではダフリが多く、上手く当てることを考えてしまうと距離感が出ないということ。僕もそうですが、同じような悩みの人は多いんじゃないでしょうか。
この悩みに答えてくれている荒木崇史コーチによると、上手く当てようとするあまり、ドンっというヘッドの入れ方になっているので、もっとソールを使うイメージにした方がいいということです。さらにウェッジのソールを3つに分けて使うようにするといいということです。この「3つに分ける」というのはソール幅のフェースに近い部分、中央部分、バックフェースに近い部分の3つに分けて考えるということ。

ソールをフェースに近い部分(赤色)、中央部分(青色)、バックフェースに近い部分(緑色)に分けて考える
そしてそれぞれの部分で地面をこするように打つといいということなんです。アプローチの意識を「ボールを打つ」から「ソールで地面をこする」に変換するといいということなんですね。今までソールを滑らせるということは少し意識したことはありますが、どの部分で地面をこするかなんてことは意識したことがなかったので、これはなかなか新鮮です。
ソールの接地させる面を意識して打ってみました。ここで注意するのはテークバックの上げどころ。アウトサイドやインサイドに上げすぎてはクラブの無駄なループが起きてしまいます。それを避けるためにはクラブの重力で落とせる位置に上げること。重力落下を少し押すだけでインパクトに戻る位置に上げるのがいいということです。僕は少しインサイドに上げてしまうクセがあるので、これは注意したいですね。
まずはソールのフェースに近い部分で地面をこするというイメージでアプローチしてみました。この意識だと自然とボール位置は右足寄りになり、構えはハンドファーストになりますね。そして打ち込むのではなくフェースに近い部分をこするようにストロークすると、弾道は少し低めになります。地面をこするというイメージだと入射角が緩やかになるので地面に刺さることがなくなりますね。

フェースに近い部分をこするようにアプローチすると、自然とハンドファーストになり、ボールは低めの打ち出しになる
次にソールの中央部分をこするイメージだと、ボール位置は真ん中よりも少し右寄りくらいでしょうか。そしてクラブはほんの少しハンドファーストかほぼ垂直くらいになりますね。これでストロークしてみると、基本的なピッチエンドランのような弾道になりました。しっかりとソールが滑ってくれる感じがするのでミスになる心配があまりありません。これはとてもやさしい打ち方だと思います。

ソールの中央部をこするようにアプローチすると、ボール位置は真ん中に近くなり、基本的なピッチエンドランのような弾道になる
そして最後にバックフェースに近い部分を地面にこするイメージで打ってみましたが、これはボール位置がほぼ真ん中か、少しだけ左足寄りになります。そして少しハンドレイトになるような感じのアドレス。これで打ってみるとボールはフワッと上がるような感じ。ロブとまでは言いませんが、少し上げるアプローチになります。この打ち方で手首を使ってしまうとトップしてしまうので注意が必要ですね。

バックフェースに近い部分をこするようにアプローチすると、ハンドレイト気味の構えになり、柔らかく高い球になる
今回3種類の地面をこするというイメージでアプローチを試してみましたが、これはなかなかいいかもしれません。ボールを打つということや、上手くコンタクトしようというようなイメージが薄れ、ソールを滑らせることでミスになりにくいと感じました。特にソールの中央部分を滑らせるというのは、とても簡単に打ちやすいので、基本のアプローチとして覚えておくといいと思います。
テニスボールを使った「ボールを強く打つ意識」を弱める練習ドリル
最後に、どうしても「ボールを打つ」という意識が強い人用のドリルが載っていたので、それもやってみました。それはゴルフボールではなくテニスボールのような柔らかいボールを打つことで、強く打つという意識が弱まるということです。

ボールを打つという意識が強い人はテニスボールを打ってみると良い
実際にやってみると、確かにガツっと打つというよりも、ソフトにボールを拾うようなイメージが出やすいですね。打ちに行くというよりもスッとストロークをするという感覚です。このドリルもなかなか良さそうなので、一度試してみてください。


