
2日目にスコアを伸ばした山下美夢有(25年、撮影/岡沢裕行)と吉田優利(25年、撮影/姉﨑正)
山下選手の独走に目が奪われがちですが、この試合で見逃せないのが吉田優利選手の活躍です。初日5アンダー「65」(パー70)の好スタートを切ると、2日目も「66」と4つスコアを伸ばして通算9アンダーの2位タイまで順位を上げています。
吉田選手は今季19試合に出場し12試合で予選落ち。トップ10入りは5月の「ショップライトLPGAクラシック」の1試合のみと、ここまでなかなか調子が上がり切りませんでした。
吉田選手は現在ポイントランキング93位。米女子ツアーではランク80位までの選手に来季の最優先出場権が与えられるため、「あとひと頑張り」が必要な状況です。
昨年は402.941ポイントを稼ぎ、ランク73位でシーズンを終えた吉田選手でしたが、現在彼女が保有しているのは196.200ポイント。
フルシーズンのシード権が獲得できる80位。昨年はアシュリー・ブハイでポイント数は343.662でした。吉田選手がそのポイントに到達するには、あと150ポイントほどを加算する必要があります。一方、現状の80位であるローラン・ウォルシュの253.700ポイントを基準にすると、約60ポイントを加算できれば逆転可能な計算となります。
では、吉田選手は今大会を何位で終えれば60ポイント、あるいは150ポイントを獲得できるのでしょうか。米女子ツアーのポイント獲得テーブルを見てみましょう。
1位●500ポイント
2位●320ポイント
3位●230ポイント
4位●180ポイント
5位●145ポイント
10位●75ポイント
つまり、吉田選手が今大会をトップ5でフィニッシュできれば、昨季の“シード圏内”へ到達するだけのポイントを積み上げられる計算です。また、単独13位の獲得ポイントが60であるため、ここで13位以上に入れば、他選手の動向次第ではあるものの現時点での80位以内へ浮上する可能性があります。
もちろん、優勝を果たせば2年間の出場優先権が付与されるため、それが最も確実で手っ取り早い道筋と言えます。
畑岡奈紗選手は8アンダー5位タイ、西郷真央選手も7アンダー7位タイと上位に顔を出し、今週も日本勢の活躍が目立つ米女子ツアー。残り36ホールの展開が楽しみですね。
