
全米アマを制したウェイリーは22歳。ダルトン州立大で2シーズンを過ごしてフロリダ州立大に編入した
フロリダ州立大学4年のウェイリーは、予選カットぎりぎりでマッチプレーにコマを進めると、次々に有名選手を破って勝ち上がり「驚異的な快進撃」(米ゴルフダイジェスト誌)と評された。迎えた36ホールの決勝マッチ、相手は2週間前にウェスタン・アマチュアで優勝したばかりの強豪レン。大差で対戦相手を撃破してきた優勝候補は前半の18ホールを2アップで折り返し優位に立った。
@USGA post on X
x.comところが後半が始まるとウェイリーは5ホールのうち4つでマッチを奪取。その中にはフェアウェイで蜂に刺されるアクシデントに見舞われた4番ホールも含まれていた。しかもその後に雨が降りだし「これ以上最悪なことはないだろうという状況でした。リードされている試合で蜂にまで刺されて、いったいどういうことだ? って。でも逆にスイッチが入りました」。結局ウェイリーは15番でバーディを奪い4&3(3ホールを残して4アップ)で強豪相手に勝利を収めた。
大会前にほぼ無名だった彼はトロフィを掲げると「自分はかなりマッチプレーに強い選手だということを証明できた」と胸を張った。だがゴルフ部のコーチはこの勝利に驚きはないと語る。「彼はフェアウェイを正確にとらえ、マッチでリードを奪うと相手を精神的にも肉体的にも追い詰めるんです」とマッチプレー巧者ぶりを指摘。さらに「感謝の気持ちを持ち続ける謙虚な選手」と人間性を褒めた。
勝者となり多くの人々に記念写真をせがまれると「こんなことが起こるとは思ってもいませんでした。この状況に圧倒されています。でも今週の僕のプレーには満足しています」と瞳を潤ませた。来年彼はマスターズと全米&全英オープンに出場する。
※週刊ゴルフダイジェスト2026年9月8日号「バック9」より
