
全米アマに出場し、一躍有名になったマイク・マッコイ(写真/USGA提供)
マイク・マッコイは保険業を営むトップアマだが、10代と30代の選手にティーショットで50ヤード以上離されて早々に予選落ちの人物がなぜ話題になったのか?
ストロークプレーの予選で75-74を叩きマッチプレー進出に7打足りず予選落ちし、翌日には自身のオフィスのデスクに向かって仕事をこなしていた。そんな折、本人の知らないうちにネット上で彼の話題が拡散していた。
予選初日の夜、主催のUSGAがSNSに葉巻をくわえたマッコイがカメラを真っすぐに見つめる写真を公開した。するとその1枚に多くのファンが魂を揺さぶられ270万回以上閲覧され、GOLF.comのSNSに投稿された動画がXで170万回以上も再生されて大騒ぎに。コメント欄には「最高にクールだ」「マイク・マッコイは一夜にしてみんなのお気に入りのゴルファーになった」「25年後の自分がこうなっていたい」と憧れを抱く人が続々と現れた。
マッコイ本人が反響に気付いたのは予選落ちした翌日の午後。携帯を確認すると「何百通ものメッセージが届いていました」。その後に行われた電話インタビューで彼はソフトな口調でこう語った。
「保険業界のベテランが若者たちに交じってプレーするのは珍しい光景なんでしょうね」
ミッドアマ選手権で優勝経験のあるマッコイは23年に米国と英国・アイルランドの対抗戦ウォーカーカップのキャプテンとしてチームを勝利に導いたこともある。だがこれまで脚光を浴びたことはない。
「(今は)すべてが楽しいですね。63歳になってメリオンGCで全米アマを戦っているのですから」
アマチュア競技の決勝に初めて進出したとき、ゴルフショップで新品のバイザーを買って優勝した。全米アマでかぶった白いバイザーもゲン担ぎの新品。昨年のシニアアマ選手権の優勝でつかんだ全米アマ出場権は27年も有効。来年はさらなる人気者として舞台に戻るだろう。
※週刊ゴルフダイジェスト2026年9月8日号「バック9」より
