クマの出没にゴルフトーナメントの開催はどう向き合うべきか? 安全対策は? そのレポートを紹介しよう。
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クマ出没の安全対策は?

トーナメントの振興・支援、それに携わる企業の連絡調整を図ることを目的として設立されたGTPA(一般社団法人・日本ゴルフトーナメント振興協会)。その機関誌で「クマとどう向き合うべきか」をテーマに、環境省・自然環境局・野生生物課・鳥獣保護管理室の高橋優氏へインタビューしている。ゴルファーにも参考になるところがあるので、要約して列挙しよう。

昨年には全国で過去最多の人身被害が記録された。出没はこれまでの山間部にとどまらず、市街地や観光地にも広がり、ゴルフ場も例外ではない。広大なコース敷地にギャラリーが分散し、林縁部に近づくトーナメント開催時はとりわけ遭遇リスクが高まるとしている。

クマの生態にも触れている。日本にはヒグマ(北海道)とツキノワグマ(本州・四国)の2種類が生息。ヒグマのほうが体長で40〜55センチほど大きく、30〜80キロ重い。

クマは学習能力が高く、においや音に敏感で、足が速い(時速40〜60km)。生息する場所は森の中が中心で、近年は草が茂った場所、川沿い、果実などがある農地や人里にも出没するとレポート。

こうした知見を踏まえて、トーナメント運営者には次のようなクマ安全対策のチェックポイントを挙げている。

(1)ゴミ・廃棄物管理の徹底(レストラン、売店など)
(2)コース内の藪・林帯の見通し確保のため定期的な刈り込み
(3)自治体・警察・猟友会との情報連携体制の構築
(4)スタッフへのクマ撃退スプレー携帯と使用訓練の実施
(5)危険エリアの把握・避難経路の確認と来場者への周知
(6)クマ鈴などのグッズの活用、客へのレクチャー検討など

選手・関係者・ギャラリー全員が安心して競技に臨める環境を整えていくことが、主催者に求められている。

※週刊ゴルフダイジェスト2026年9月8日号「バック9」より


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