
初日65で2位の山下美夢有
これで5ラウンド連続での60台。しかも、そのすべてが「66以下」というすさまじさです。ドライバー平均飛距離は252.34でツアー147位。山下選手を見ていると、「ドライバーの飛距離とゴルフのスコアには、必ずしも直接的な相関がないのではないか」とすら思わされるほどです。
山下美夢有が2週連続Vへ好発進!【FM選手権】【日本勢徹底マークLIVE】【ハイライト】
www.youtube.com一方、パッティングのスコアへの貢献度を示すSGパッティングは1.47(数値が高いほどいい)で堂々のツアー1位。世界最高峰の技術を誇る選手たちのなかでの1位はとんでもないことですが、山下選手の場合それも納得。パーオン時平均パット数は1.75で6位。1ラウンド平均パット数は28.90で9位と、パッティング周りの指標はどれも高水準です。
海外メディアも、山下選手のこの特異なスタッツに関心を示しています。
「山下について最も印象的なのは、ほかの選手ほどのティーショットの飛距離がないにもかかわらず、それが全く問題になっていないことだ」と書くのはアメリカ・ゴルフダイジェスト誌。
「山下を端的に表すのは、彼女が世界最高のショートゲームの持ち主の1人であるということだ。スクランブリング(リカバリー率)はツアー1位、平均パット数は29.12で9位につけている」(数字は原文のまま)
と分析しています。
「昨年のAIG全英女子オープンでの優勝後、彼女が毎週のように完璧なパットを決められるはずがないと少し懐疑的だったことを私は真っ先に認めるが、美夢有はそれ以来、私の考えが間違っていたことを証明している。」
と“反省の弁”を述べるのはゴルフメディア「thefriedegg.com」の寄稿者で元米女子ツアーのプロキャディという経歴を持つマシュー・ギャロウェイ。
「彼女のゴルフは桁外れのパッティングに支えられており、コースとの相性が良いときの美夢有は無敵の存在となる」と手放しで激賞しています。
同氏はPGAツアーのSGパッティング1位選手の数値が「0.74」であることを示し、山下選手の「1.47」という数字がどれだけ傑出しているかも論じています。
もはや世界一のパットの名手といってもよさそうな山下選手。残り3日間、その「魔法の杖」でいくつのバーディを生み出すのでしょうか。

