8月28日(金)、福島県のグランディ那須白河ゴルフクラブ(6961ヤード・パー72)にてACNツアー第9戦「ダンロップフェニックストーナメントチャレンジinふくしま」の第2ラウンドが行われた。バーディ合戦の様相を呈するなか、トータル13アンダーまでスコアを伸ばした田中伸乃輔が単独首位に浮上した。1打差のトータル12アンダー・2位タイには和田章太郎、余松柏が続き、トータル11アンダーの4位には初日首位の真鍋和馬、トータル10アンダーの5位タイには西片太一をはじめ、黒川航輝、黒川逸輝、福岡大河、前粟藏俊太、松岡翔大郎らの6人がひしめく上位陣の順位となっている。

「全部80点くらいのバランス」安定感光る田中伸乃輔

初日「65」の好スタートを切った田中伸乃輔は、この日も7バーディ・1ボギーのトータル「66」と快調にスコアを伸ばした。今日のラウンドについて「パターからショットまで全部80点くらいのバランスのいい感じでした。何かが特別よかったとかではなく、全体的によかったです」と落ち着いた様子で振り返った。

コースの特長である洋芝については、「洋芝だと、結構深くターフを取っちゃうので、ちょっと薄くとるように意識はしてます。洋芝はあまり得意じゃないです」と苦手意識を口にしながらも、見事な対応力でバーディを量産している。

画像: 田中伸乃輔

田中伸乃輔

1年半のサラリーマン経験を経て。先輩・生源寺の背中を追って

現在首位を走る田中には、少し異色の経歴がある。大学卒業後に1年間の留学を経験し、その後1年半ほどサラリーマンとして働いていたという。2024年9月に競技に復帰してからは、「ここ1年半くらいはゴルフだけを練習してました。地元のコースで練習させてもらってます。トレーニングも結構しっかりやってます」と地道な努力を続けてきた田中。

競技復帰のきっかけとなったのは、同志社大学の先輩である生源寺の活躍だという。「合宿にも参加させていただいてます。一緒に回ってるとスポーツが違うと思えるくらい上手いので、全部学びです」と、偉大な先輩からの刺激を大きな成長の糧としている。

画像: 生源寺龍憲(写真は25年ダンロップフェニックストーナメント、撮影/有原裕晶)

生源寺龍憲(写真は25年ダンロップフェニックストーナメント、撮影/有原裕晶)

いよいよ明日は最終日。「緊張はしてますけど、最終組でまわるという経験は初めてなので、楽しみです」と意気込みを語った。一度は競技を離れた男が、ブランクを乗り越え逞しさを増したプレーで、悲願の初優勝へ向けて最終組のティーイングエリアに立つ。異色の経歴を持つ伏兵がこのまま逃げ切るのか、それとも実力者たちの猛追があるのか。熱戦の結末を見届けるべく、明日の最終決戦からも目が離せない。

写真/大会提供


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