初日は大西魁斗、J・デロスサントスが首位スタート
初日は大西魁斗、ジャスティン・デロスサントスが8アンダー「64」 で首位に並んだ。
大西は1イーグル、6バーディ、ボギーなしで回った。今季は米下部のコーンフェリーツアーが主戦場で、日本ツアー出場は今大会で7試合目。2オンした6番パー5では8メートルのイーグルパットを決め「全体的に大きなミスがなく、パターも入ってくれた。目の前に集中するのが今週の課題。それができている」と自己評価した。
大西魁斗は2勝目へ向け上々なラウンドとなった
デロスサントスも1イーグル、6バーディ、ボギーなしの内容で幸先よく首位発進。
「ティーショットが少しバラけてしまいましたが、2打目以降がよくて、パットも入ってくれた。明日も今日みたいなスコアが出たらうれしいです」と振り返った。
幸先のいいスタートを切ったデロスサントス
1打差の「65」で3位には香妻と河本、片岡尚之がつけ、イ・サンヒは6アンダーの「66」で6位タイ発進となった。
香妻陣一朗、河本力が連日のビッグスコアでデッドヒート
2日目は香妻が元LIVゴルフの実力を発揮した。9バーディ、1ボギーの「64」をマークし、通算15アンダーで単独首位に浮上した。今大会2年ぶりの優勝を視界に捕らえ「全体的にショットがいいと思います。パッティングがもう少しフィーリングが出てくれたらいいので、そのあたりを修正して明日に臨みたいです。この大会はいいイメージでプレーできているので、ここで優勝できたらと思っています」と気迫を表に出した。
本大会歴代覇者の香妻陣一朗も連日のビッグスコアを記録
河本が7バーディ、ボギーなしの「65」で回り、通算14アンダー2位。
「まずはノーボギーで回れたのはよかったと思いますし、しっかりチャンスもものにできていたので、いいスコアで回れました。しばらく優勝できていないので、久しぶりにここで優勝を挙げたい思いはあります」と2022年「バンテリン東海クラシック」以来の頂点を見据えた。
河本力は4年ぶりの優勝に向けて好位置をキープした
香妻が王手をかけるも細野勇策、長野泰雅、イ・サンヒが優勝争いに参戦
3日目は香妻が6バーディ、2ボギー、1ダブルボギーの「70」と出入りの多いゴルフながらも通算17アンダーで単独首位を死守した。朝の練習時からショットの調子が悪かったそうだが、8メートルを決めた17、18番で連続バーディ。
「今日はホントひどかった。全部ひどかったけど、その中でもこの結果で回れたのは明日につながる」と自分に言い聞かせるように話した。

香妻は3日目は伸ばしあぐねた
イ・サンヒが7バーディ、1ボギーの66で回り、通算16アンダーで2位へ急浮上。長野泰雅、細野が通算15アンダー3位タイにつけた。
長野は6バーディ、2ボギーの68。福岡県篠栗町出身で今大会の開催コース・芥屋GCは高校時代からの練習コースだった。「いっちゃいけないところは分かっている。隅から隅まで知っている」とアドバンテージを強調し「この夏はほとんど芥屋にいました。(コースへの)恩返しもしたいし、優勝したい。照準を合わせてきました」と初優勝を果たした昨年「ロピア フジサンケイクラシック」以来の優勝を見据えた。

長野泰雅は地元優勝が狙えるポジションで最終日へ
今年の日本プロを制したレフティの細野は1イーグル、9バーディ、ボギーなしで大会最少ストロークを2打更新する61の大爆発。カットライン上の45位タイから一気に今季3度目の最終日最終組へ。
「(スコアには)自分でもびっくりです。明日も今日みたいなラウンドができればいいけど、なかなかそうはいかない。しっかりいつも通り着実に伸ばしていければ」と足元を見つめた。
細野勇策は「61」で優勝争いへ急浮上した
イ・サンヒがバーディ合戦を制する
最終日はイ・サンヒが順調にスコアを伸ばした。1番で幸先よくバーディ発進を決め、6番、9番もバーディ。この時点で香妻に並んで首位タイへ浮上。その後、細野に並ばれたが、13番からの3連続バーディで抜け出し、17番で通算23アンダーまで伸ばして優勝ゴールへ飛び込んだ。

イ・サンヒが悲願の初優勝を達成した
2012年の日本ツアーQTで1位になり、翌2013年には初シード入りしたが、優勝は参戦14年目で達成した今回が初めて。「2023年の1月に父が亡くなった。そのときに亡くなった父に『必ず優勝トロフィーを持って墓参りをする』と自分の中で約束した。それを今回守れたことが…。この思いが父に届いたらいいなと思います」と感慨に浸った。
細野は一時首位に並びながら、16、17番のボギーでV逸。「もったいないミスもたくさんありましたが、うまく乗り切ることもできました。苦手意識があった大会でそれを払拭できたことはよかった」とプラス思考で敗戦を受けとめた。

細野勇策は優勝を逃したもののポイントランキング1位の強さを見せた
香妻は70で回ったが、イ・サンヒに届かず大会2勝目はならず。「昨日よりちょっといいゴルフはできたんですけど、伸ばせなかった。まだまだ課題が残るラウンドでした。まだ実力不足ですね」と反省を口にした。

香妻は惜しくも大会2勝目とはならなかったが大会を盛り上げた
男子ゴルフの今季国内ツアー第12戦は日本ツアー、韓国プロゴルフ協会、アジアンツアー3ツアー共催大会の「Shinhan Donghae Open」で9月10日に韓国・Jack Nicklaus Golf Clubで開幕する。
撮影/姉崎正






