理学療法士・田中裕介先生が教える、1メートル以内のカップイン率を高める「パッティングの構え方」を、シングルハンディの腕前を持つイラストレーターの野村タケオが実際に試してみた!

下半身を安定させるには「つま先重心」がいい

みなさんこんにちは。ゴルフバカイラストレーターの野村タケオです。パットって難しいですよね。ただ転がすだけなのに、数十センチでも入らなかったり。週刊ゴルフダイジェスト9/8号に「理学療法士が教える魔法のパッティング」という記事がありました。「1メートル以内がスコンスコン入る」なんて書いてあります。もし本当ならそんなありがたいことはありません。早速試してみることにしました。

画像: 週刊ゴルフダイジェスト2026年9月8日号で特集されていた「理学療法士が教える魔法のパッティング」を実践!

週刊ゴルフダイジェスト2026年9月8日号で特集されていた「理学療法士が教える魔法のパッティング」を実践!

この記事で解説をしてくれている理学療法士の田中裕介先生によると、パッティングに悩んでいる人ほぼ全員に共通しているのが「かかと重心」ということです。パッティングで一番重要なのは動かない下半身。土台がグラグラしていると腕や上半身で同じ動きができていても、ヘッドを再現性高く動かすことはできないということなんです。

そこで下半身を安定させるには「つま先重心」がいいと田中先生は言っています。つま先重心だと、ふくらはぎの筋肉が使えて、上半身を支えることができるということなんです。どうしても筋肉を使うということはしんどい動きなので、普段は自然とかかと体重になっている人が多く、その状態のままアドレスに入ってしまうという人が多いんですね。

多くの人の重心位置は「かかと30:70つま先」という感じになっているそうです(写真A左)。田中先生の考える重心位置の黄金比は「かかと52:48つま先」ということです(写真A右)。足裏の真ん中よりも、少しだけ前に重心位置がくる感じなんですね。

画像: 写真A:(左)パットに悩むアマチュアはかかと重心になっている。(右)下半身を安定させるにはつま先重心が良い

写真A:(左)パットに悩むアマチュアはかかと重心になっている。(右)下半身を安定させるにはつま先重心が良い

この黄金値に重心を持ってくるためには、普段かかと重心で立っている人にとっては「かなりつま先寄りで立つ」という感じになるそうです。この感覚を体感するにはアライメントスティックを母趾球でふむといいそうです。それで大体「52:48つま先寄り」になるということです。

画像: つま先重心を体感するには母趾球のあたりでアライメントスティックを踏むと良い

つま先重心を体感するには母趾球のあたりでアライメントスティックを踏むと良い

やってみました。母趾球の辺りでアライメントスティックを踏んでアドレスをしてみると、予想以上につま先重心になっている感じがします。これは今までがかかと重心だったから余計にそう感じるのでしょう。このままの重心位置でボールを打つのですが、パターのライ角通りに構えるために少し短く持って、前傾を深くするといいそうです。

ボールを打ってみると、特に意識しなくてもいつもよりも下半身が動きにくい感じがします。お腹の辺りに自然と力が入りグッと絞まる感覚もありますね。これならストロークに集中できる感じもあるし、安定感もアップする感じもしました。ただ、やはりいつもよりも重心が前なので、少し違和感はありますが。これは続けて行って慣れるしかないですね。

猫背で構えるのがいい!

そしてもうひとつアドレスで重要なことはラクに立ててラクに動き始められることだそうです。そのためには猫背で構えるのがいいということです。背中がピーンと張っていると背中の筋肉を使う必要があるので始動にバラつきが生じるし、お尻が出るのでかかと重心にもなりやすいのだとか。

画像: (左)背中がピーンと張っていると始動にバラつきが出るし、かかと重心になりやすい。(右)猫背に構えるとラクに動き始められる

(左)背中がピーンと張っていると始動にバラつきが出るし、かかと重心になりやすい。(右)猫背に構えるとラクに動き始められる

これもやってみましたが、まず背中をピーンと張って構えてみると、上半身にも力が入ってしまい、動き出すのがスムーズに行きません。猫背に構えてみると確かにラクだし、上半身の力が抜ける感じがします。僕は元々少し猫背気味なので、この構えに関しては全く違和感がありませんね。テークバックの動き出しも軽くスムーズにできるし、ストロークの動きもいいです。

つま先重心を意識した上で、猫背に構えてボールを打ってみましたが、やはり下半身の動きが固定されるので安定感はアップしそうな感じがします。いつもよりもボールに近くなるので、少し短く持たなければいけないのが少しだけ違和感ですが、それはすぐに慣れそうです。ストロークが安定するので、打ち出し方向がブレなくなった感じがしますね。1メートル以内がスコンスコン入るかどうかは分かりませんが、確率は上がりそうです。アドレスをほんの少し変えるだけで結構感覚が変わるので、パッティングに悩んでいる人は一度試してみてはいかがでしょうか。

この記事では他にもストロークのポイントも解説されているので、興味のある人はぜひ読んでみてください。

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