タイトリストの新しいフィッティング施設「タイトリスト フィッティングセンター 東京」が、羽田空港すぐそば・天空橋駅直結の「Haneda Innovation City」にオープン。なぜ羽田かといえば、全国からアクセスしやすい利便性のためだ。同社は千葉県「ザ・カントリークラブ・ジャパン」に国内初のアウトドア拠点を持つが、今回の羽田はインドアながら「アウトドアにひけを取らない開放的な空間」と位置付けられている。約7.5メートル四方の打席と特注の3面大型スクリーンを備えた極上空間で、今回はレフティの編集Hが新作「GTSシリーズ」のフィッティングを体感してきた。

なぜ羽田なのか? アウトドアにひけを取らない贅沢な「1ブース」

画像: 都内初となる直営インドア拠点「タイトリスト フィッティングセンター 東京」

都内初となる直営インドア拠点「タイトリスト フィッティングセンター 東京」

都内初となる直営インドア拠点「タイトリスト フィッティングセンター 東京」の舞台に選ばれたのは、天空橋駅直結の商業施設「Haneda Innovation City」だ。なぜ羽田が選ばれたのかといえば、全国のゴルファーがアクセスしやすい圧倒的な利便性にある。同社は千葉県の「ザ・カントリークラブ・ジャパン」内に国内初のアウトドア拠点を持つが、今回の羽田は「室内でありながらアウトドアにひけを取らない開放的な空間」と位置付けられている。

その施設の凄みは、中に入れば一目でわかる。約7.5メートル四方という広大な打席には、正面だけでなく左右にまで広がる巨大な3面スクリーンが設置されている。タイトリストのフィッティングは世界共通で「トラックマン」が採用されているが、このスクリーンは規格外の大きさだったため、この空間のためにわざわざ特注されたという本気度だ。

画像: 打席はカーテンで覆うことができ、他人の目を気にせずフィッティングに集中できる。黒で統一された機材にタイトリストらしさが漂う

打席はカーテンで覆うことができ、他人の目を気にせずフィッティングに集中できる。黒で統一された機材にタイトリストらしさが漂う

しかも、これほど贅沢な広さでありながら、用意されているのはなんと「1ブースのみ」。天候に左右されず、誰の目も気にすることなく、最上級のフィッティングを独り占めできる極上の環境となっている。

今回は、このプレミアムな空間を舞台に、普段から「フィッティングクラブが少ない」と悩むレフティの編集Hが潜入。タイトリスト ゴルフクラブ フィッティング スペシャリストの井上博通さんサポートのもと、フィッティングで球筋と飛距離がどう変わるのかを体験してきた。

圧巻の3面スクリーンと「縦の距離ブレ」を揃えるフィッティング

画像: 実際に広大な練習場に立っているかのような没入感があり、屋内とは感じさせないこだわり。

実際に広大な練習場に立っているかのような没入感があり、屋内とは感じさせないこだわり。

打席に立つと、正面だけでなく左右の壁にまで広がる特注の3面スクリーンによって、まるで実際のゴルフコースのティーイングエリアに立っているかのような圧倒的な臨場感に包まれる。 ここでドライバーからウェッジまで、全てのクラブのフィッティングが可能となっているが、今回はドライバーのフィッティングをお願いした。

まずは普段使っているマイクラブで数球ウォーミングアップを行った。編集Hの悩みは、左へのミス(※レフティなのでスライス)が出ること。シャフトに少し硬いイメージがあって左に抜けやすく、ミスヒット時にかなりスピン量が多くなってしまう傾向が悩みだ。

トラックマンのデータを見ると、ボールスピードは出ているものの、ミスヒット時にはスピン量が4000回転を超えるショットも見られた。

「ゴルフにおいてドライバーの役割を考えると、左右のブレもそうですが、飛距離(前後)のブレを小さくして平均値を揃えていく方が圧倒的にコース攻略が楽になります。今日は最高の一発を探すのではなく、ボールの平均値が小さく集まる安定した組み合わせを見つけましょう」

一発の飛びではなく「飛距離の横・縦ブレを減らし、安定してキャリーとランを稼ぐ」という目標を胸に、ワクワクしながらフィッティングを進めることになった。

「GTS4=難しくてハード」は思い込み?

画像: ロフト違いもフィッティングできるため、納得がいくまで詰められる

ロフト違いもフィッティングできるため、納得がいくまで詰められる

タイトリストの新作「GTSシリーズ」から、GTS2、GTS3、GTS4と順番にフィッティングを開始した。

実はフィッティング前、自分の中では「GTS4は浅重心で低スピンモデルだから、アマチュアには難しいモデルだろう」という強い思い込みがあった。

だが実際に打ってみると驚きの結果が待っていた。GTS2やGTS3も心地よく感じていたが、横・縦ブレがあまりまとまらなかった。だが、GTS4(10度)を打った瞬間に「おっ、なんか良い!」と思わず声が出た。

トラックマンのデータを確認すると、GTS4で打った球が最もボールスピードが速く(約2m/sアップ)、打ち出し角が約5度上がり、一番キャリーが出ていた。しかも方向性も非常に良い。

井上フィッターはこの結果について分かりやすく解説してくれた。

「GTS4は浅重心設計でスピンを抑えるヘッドです。今のスウィング(入射角)はレベルからややダウンブロー気味なため、マイクラブだとミスヒット時にスピン量が4000回転を超えて吹き上がっていました。しかし、GTS4の浅重心設計がミスヒット時の余分なスピンを打ち消してくれるため、ミスしても吹き上がらず、縦の飛距離ブレ幅が収まってきましたよね。スウィングタイプによっては、GTS4こそが一番ミスに強い『やさしいヘッド』になるんですよ」

自分の勝手な思い込みと、実際にデータが示す「本当に合うヘッド」のギャップに、ただただ驚かされるばかりだった。

打点に合わせたウェイト調整で効率よく押し出す

画像: 写真左がヘッド後方の可変ウェイト、写真右がヘッド前方の可変ウェイト。個人的な感覚では後ろに重たいウェイトを持って行くとつかまり、やさしさがより際立つ印象だった

写真左がヘッド後方の可変ウェイト、写真右がヘッド前方の可変ウェイト。個人的な感覚では後ろに重たいウェイトを持って行くとつかまり、やさしさがより際立つ印象だった

ヘッドがGTS4に決まり、ここからさらにフィッティングの精度を上げていく。

今回のGTS4は、前作よりもポリマー素材をソール部分まで採用したことで十分な余剰重量が生まれ、ソールに配された前後のウェイト調整が可能。プレーヤーに合わせた調整でより理想的な弾道を追求できる。

実際に試してみると、前方(フェース側)を重くした通常の配置で打つと飛距離性能がより高まり、前後のウェイトを入れ替える(後方を重くする)だけで、少し方向性が良くなることも実感できた。屋外の練習場で球筋を見ているだけでは弾道の落ち際や微妙な違いが分かりづらいが、トラックマンでデータ数値として確認できたことで、ウェイト調整の効果や変化が非常に分かりやすかった。

井上フィッターの解説と実感を踏まえ、ウェイトを調整するだけで常にその時の自分にとって最適な条件で打てるのだと深く納得。

「落下角」まで科学して+11ヤード&安定性アップ!

画像: マイクラブでは打ち出し角が9度~10度前半だったが、GTS4にすることで平均11度の打ち出し角を確保できた。そして課題の打点も中央寄りに移動し、以前より効率よくエネルギーをボールに伝えられるようになった

マイクラブでは打ち出し角が9度~10度前半だったが、GTS4にすることで平均11度の打ち出し角を確保できた。そして課題の打点も中央寄りに移動し、以前より効率よくエネルギーをボールに伝えられるようになった

最後に着目したのが、キャリーが出た後の「ラン(転がり)」だ。

トラックマンのデータから「着地角(落下角)」を分析し、ただ高く打ち出すだけでなく、着地角をゆるやかに抑えることで、地面に落ちてからのランを伸びやすくする調整をしてもらった。

最終的なフィッティング結果は驚くべきものとなった。

画像: 「落下角」まで科学して+11ヤード&安定性アップ!
  • 打ち出し角:適正な高さで、理想的なキャリー
  • 着地角:適正化されたことでボールが失速せず、ランが伸びた
  • 飛距離:マイクラブより平均11ヤードアップ(目標のキャリー290ヤード達成)
  • 方向性:悩みだった「左へのミス(スライス)」や打点のばらつきが抑えられた

スウィングはいつも通り振っていただけなのに、道具と設定を自分に合わせただけでこれほど弾道も飛距離もまとまるとは思いもしなかった。上級者向けと避けていたGTS4が、現状の自分にとってベストな選択だと分かったことも大きな収穫だった。

マイクラブからフィッティング後クラブのデータ変化は以下の通り!※平均値

・ボールスピード (m/s)+1.1
・打出角 (度)+2.1
・キャリー (yds)+14.2
・トータル (yds)+11.7
・着地角 (度)+2.0
・最高到達点 (yds)+5.6
・アタックアングル (度)+0.3

シャフト、ヘッドを変えたことでボールスピードと打ち出し角の平均が上がり、結果としてキャリー、トータルが10ヤード以上伸びる結果となった。現在使用しているマイクラブは自信を持てるクラブだったが、自分の飛距離やスコアの可能性を感じられる嬉しい結果となった。マイクラブは1発の飛びはあるものの、トータルバランス的にはGTS4に軍配が上がる。クラブを変えれば、さらにスコアをよくすることができる可能性を秘めていることが実感できた。

自分だけの「最高の1本」に出会える贅沢な空間

画像: 今回フィッティングを担当してくれた井上氏(写真左)と、編集Hがフィッティングした中で一番結果が良かったGTS4

今回フィッティングを担当してくれた井上氏(写真左)と、編集Hがフィッティングした中で一番結果が良かったGTS4

自分のスウィングの癖や悩みを否定せず、精密なデータとフィッターの知見によって「道具を自分に合わせる」フィッティングの凄みを肌で実感した一日となった。

特にレフティでもすべてのヘッド・シャフトの組み合わせを贅沢な空間で心ゆくまで試せる環境は間違いなく満足感のある体験だと感じた。

「ドライバーの飛距離が伸びない」「ミスの幅を減らしたい」「自分に本当に合うスペックを知りたい」と悩んでいるゴルファーは、新しくオープンした「タイトリスト フィッティングセンター 東京」で、劇的な変化を体感してみてはいかがだろうか。(文/幅克成)

【施設概要】タイトリスト フィッティングセンター 東京
オープン日:2026年9月2日
所在地:東京都大田区羽田空港1丁目1-4 Haneda Innovation City 1F(天空橋駅直結)
予約:完全予約制(タイトリスト公式Webサイトより受付)
料金:1カテゴリー90分 1万7600円、フルバッグ210分 3万5200円

写真/森浩輔

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