
子どもたちのゴルフについて語るハンター・メイハン(YouTube=Fore Play Podcastより)
かつてはタイガー・ウッズに憧れを抱く若者が大多数だった。しかし現代の若者にとってはすでに過去の存在。むしろ不名誉なイメージが強いのかもしれない……。
ポッドキャスト番組『Fore Play』に出演したメイハンは、最近の若いゴルファーの心をつかんでいるのはトッププロの卓越したプレーではなくYouTubeの登場人物たちだと語った。
Inside Team USA Ryder Cup Culture With Kevin Kisner & Hunter Mahan | Fore Play Episode 890
www.youtube.com「グラント・ホーヴァット(YouTubeで人気のゴルファー&クリエイター)といったゴルフ系YouTuberを教えてくれたのは教え子たちなんです。それを聞いて僕は『タイガーの映像じゃなく、そこそこの腕前のゴルファーがラウンドするのを見たいのか?』と思わず口走っていました。彼らいわく『なんとなく見ちゃうんだよね』。一体どうなってるんだ? もっとハイレベルを目指せよ、と言いたくなります」とまくしたてたメイハン。だが彼は現状を嘆いているわけではない。
「今どきは、プロよりもYouTubeのゴルフチャンネルが競技の裾野を広げているのが現状でしょう。それはそれでいいんじゃないですか」
彼はゴルフのYouTubeがこの競技の普及を担うメディアであることを認め、若者の関心はタイガーから離れたと実感している。
実はメイハン、PGAツアー6勝の実績を誇り世界ランクの最高位は4位。実力者であると同時にゴルフ界の元祖インフルエンサーでもある。リッキー・ファウラー、バッバ・ワトソンらと『Golf Boys』を結成し、YouTubeビデオ『Oh, Oh, Oh』を発信している。これは動画の再生回数10万回ごとに1000ドルを保険会社が慈善団体に寄付するというチャリティ活動の一環。当時の彼は、まさか10数年後に若者がYouTuberの影響をこれほど受けるとは想像もしなかっただろう。
時は流れ、若者ゴルファーの興味も変わった。
※週刊ゴルフダイジェスト2026年9月22日号「バック9」より

