昨年はツアー史上初、変則9ホールの最終日
河本結が大会初制覇!
昨年大会の最終日は、濃霧のためスタートが4時間半遅れ、霧の影響が少ない、標高の低いイン・アウト混合の9ホールで行われ、2位と1打差の単独首位でスタートした河本結が、4つスコアを伸ばし、2位に3打差をつけて優勝を果たした。

昨年の覇者、河本結
第1回は1980年に開催
初代王者は吉川なよ子
第1回大会は、1980年8月29日~31日の3日間、埼玉アサヒCCで開催された。初代王者は吉川なよ子。2回目からは廣済堂埼玉GCが舞台なったが、これは埼玉アサヒCCが廣済堂に買収され、コース名が変更となったため。副賞は、Hondaが独自に開発した、国産車初の電動式サンルーフを搭載したHonda“プレリュード”だった。

1980年の第1回優勝、吉川なよ子

大会最多優勝は4勝の吉川なよ子、2位は3勝の有村智恵 80年、83年、87年、88年と、4度優勝した吉川なよ子が、最多優勝記録。それに09年(写真)、11年、12年大会で優勝した有村智恵が3勝で続く。

大会連覇は過去3選手、河本結が4人目の連覇なるか? 過去37回の歴史で、1987~88年/吉川、2003~04年/不動裕理(写真)、2011~12年/有村の3選手が連覇を達成している。昨年の覇者・河本結が今年勝てば、14年ぶりの快挙となる。
何かが起こる
スタンレーレディスホンダ
大会に刻まれた激闘の記憶
2004年/不動裕理 vs 宮里藍
絶対女王が逆転勝ち
2日目を終えて、宮里藍が単独首位に立ち、1打差で服部道子と不動裕理が追う最終日、最終組で不動、宮里の2人がマッチアップ。1番でいきなりボギーを叩いた宮里は流れに乗れずスコアを伸ばせずにいると、不動は12番から3連続バーディで一気に後続を引き離して逆転勝ち。大会2連覇を果たした。

2004年、不動裕理と宮里藍
初日にトップに立ち、注目されたアマチュアの宮里美香は、最終的に17位タイだった。
【2004年 最終成績】
優勝/-12 不動裕理
2位/ ‐11 服部道子
3位T/ -10 西塚美希世、斉藤裕子
5位T/ -9 大山志保、古閑美保、表純子、宮里藍
2006年/1時間29分、
大会史上最長のプレーオフ
首位と3打差の3位タイから最終日をスタートした古閑美保と大山志保。大山が一歩リードするも古閑が17・18番連続バーディで大山に追いつく。2人によるプレーオフは18番で行われ、どちらも譲らず、2度カップが切り直され、7ホール目に突入。
古閑は2オンに失敗したが、グリーン手前のラフからのアプローチがそのままカップイン。チップインバーディで優勝をつかみ取った。

2006年、古閑美保がチップイン優勝
【2006年 最終成績】
優勝/ -10 古閑美保
2位/ -10 大山志保
3位T/ -7 成田いづみ、具倫希、北田瑠衣
6位T/ -6 @若林舞衣子(他3名)
2007年/21歳1カ月の上田桃子
大会最年少優勝を記録
台風のため2日目が9ホールに短縮され、上田桃子、有村智恵、横峯さくらが首位タイで並んだが、最終日は中止となり、3人によるプレーオフが、16番パー3のみを使用した3ホールによるストロークプレーという変則形式で行われた。
スコアで並んだ上田と有村が4ホール目に突入し、上田がバーディを奪って決着。上田の21歳1カ月は、約20年経つ今も最年少優勝となっている。

2007年、上田桃子が21歳で大会最年少優勝
【2007年 最終成績】
優勝/ -2 上田桃子
2位T/ -2 有村智恵、横峯さくら
4位/ -1 茂木宏美
5位T/ E @横山恭子、表純子
2011年/有村智恵&諸見里しのぶ
2つのギネス記録が誕生!
有村は、初日の8番で、自身2度目のアルバトロスを達成すると、16番パー3では、ホールインワン。アルバトロスとホールインワンを同一ラウンドで達成する確率は、2万9614年に1度とされる。
諸見里は、最終日に1番から7番までバーディを奪うと、8番でイーグル。女子ツアー世界初となるハーフ「27」を記録。どちらもギネス記録に認定される快挙だった。

2011年、諸見里しのぶと有村智恵、ギネス記録のプレー
【2011年 最終成績】
優勝/ -15 有村智恵
2位/ -12 横峯さくら
3位/ -11 諸見里しのぶ
4位T/ -10 宋ボベ、佐伯美貴、藤本麻子(他1名)
2015年/イ・ボミが
年間最多獲得賞金額を更新
濃霧の影響で10番からの9ホールに短縮された最終日にイ・ボミが4つスコアを伸ばして逆転優勝。この時点で09年の横峯さくらの年間最高獲得賞金額を上回った。

2015年、イ・ボミは賞金女王に輝く
この年は、2億3049万7057円を稼いだ。
【2015年 最終成績】
優勝/ -12 イ・ボミ
2位T/ -9 藤本麻子、若林舞衣子
4位/ -8 木戸愛
2019年/台風の影響で大会史上初
最終日は無観客試合
初日から雨に見舞われ、2日目は中止。最終日も9ホールの短縮競技となり、安全を考慮して大会初の無観客試合に。

2019年、無観客のスタンドの元でプレー
会場の東名CCで、キャディをしていた星川ひなのが2位タイに入った。
【2019年 最終成績】
優勝/ -8 黄アルム
2位T/ -6 @星川ひなの、武尾咲希、篠原まりあ(他1名)
2021年/高校3年生が
プレーオフで優勝争い
2日目を終えて首位タイに立った当時高校3年生の佐藤心結。最終日最終組でプレーし、スコアを伸ばしたものの4人のプレーオフへ突入。
2ホール目で、渋野日向子がバーディを奪い優勝し、涙を流した。

2021年、渋野日向子と高校生の佐藤心結
【2021年 最終成績】
優勝/ -10 渋野日向子
2位T/ -10 木村彩子、ペ・ソンウ、@佐藤心結
2024年/佐藤心結がプロになって
最少ストロークタイでリベンジ
首位タイで最終日をスタートした佐藤だったが、前半はボギー先行で一時、河本結に3打のリードを許してしまう。しかし、14番から4連続バーディで逆転。

2024年、プロになった佐藤心結が、2021年の悔しさを晴らす優勝
1992年の李英美、2011年の有村智恵と並ぶ、大会最少ストロークで優勝した。
【2024年 最終成績】
優勝/ -15 佐藤心結
2位T/-13 尾関彩美悠、河本結
4位/ -12 竹田麗央

ホールインワンは過去10回 昨年はアマの岩永杏奈が達成 大会で初めてホールインワンが出たのは、1981年で増田姿子が達成。それから10回生まれているが、昨年の初日、6番で岩永杏奈(写真)がアマチュア選手として大会初のホールインワンを記録。今年もすべてのパー3で、ホールインワン賞が設定されている。
今や秋の風物詩
スタンレーレディスホンダ
ゴルフトーナメント
1980年に第1回大会が開催され、1994年から9年間中断されたものの、2003年に静岡県の東名CCに舞台を移して、再開されることとなった。
当初は7月開催だったが、2013年から10月開催に変更され、今や秋の風物詩となる大会となった。賞金総額も再開当初の6000万円から徐々に増やされていき、22年に本田技研工業が、特別協賛になったことで、現在の1億2000万円の高額大会となった。
03・04年の不動裕理のほか、07年の上田桃子、10・14年のアン・ソンジュ、15年のイ・ボミが大会を制した年に賞金女王に輝いた。また秋開催になってからは、シード権争いにも重要な大会となっており、各選手がしのぎを削る真剣勝負が繰り広げられる。
アマチュア選手の活躍が多いのも大会の特徴。04年には、当時14歳の宮里美香が初日トップに立ちギャラリーを驚かせると、16年は、4位タイに畑岡奈紗、7位タイに勝みなみとアマ2名がトップ10入り。
21年は佐藤心結がプレーオフに進出し、大会史上初のアマ優勝にあと一歩まで迫った。昨年も岩永杏奈が9位タイに入っている。
今年も、海外組が帰国して出場する予定で、熱戦は必至。開幕まであと1カ月だ。
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18歳以下は入場無料。前売り券は、当日券5000円のところ、初日3500円(1500円お得)、2日目4000円(1000円お得)、最終日4000円(1000円お得)※日付指定券(有効日前日まで発売)
さらに各日共通3枚つづり券は、9000円(9月24日まで発売)。1人で3日間行っても、同日に仲間とシェアすることも可能。最大6000円お得!
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※詳細は、大会公式HPへ
(撮影/岡沢裕行、大澤進二、有原裕晶、矢田部裕、小社写真室)

