SPEEDER NXシリーズ期待の最新作「NX WHITE」が登場!
女子ツアーでのドライバーシャフト使用率トップを誇るフジクラ「SPEEDER NX」シリーズ。その最新モデルとなる「SPEEDER NX WHITE」が、9月3日に登場しました。
初代のBLUE、GREEN、BLACK、そして第2世代のVIOLETに続くシリーズ5作目の「NX WHITE」。新テクノロジー「DHX」を搭載したモデルとしては「NX VIOLET」に続く第2弾であり、ポジショニングとしては「NX BLACK」の後継にあたる先中調子モデルとなります。一体どのような挙動と打ちやすさを備えているのか、詳しく検証していきましょう。
メタリックが映えるツートンデザインとスペック構成
デザインは、第2世代「NX VIOLET」で刷新された大きな「NX」ロゴを継承しています。手元側にブラック、中間から先端にかけてホワイトを配したシックなツートンカラーを採用。塗装にはメタリック仕上げが施されており、プレミアム感の漂う美しい質感に仕上がっています。
重量帯は、従来のSPEEDER NXシリーズと同様に40g台から70g台までの4ラインナップを揃えています。
NX 40:R2、R、SR、S
NX 50:R、SR、S、X
NX 60:SR、S、X
NX 70:S、X

SPEEDERNXシリーズ「NX WHITE」
今回は、市場で最も販売比率の高い50g台「NX WHITE 50」の各フレックスを検証します。テスト用ヘッドには「PING G440 MAX(ロフト10.5度、クラブ長さ45.5インチ)」を使用しました。
手元側にしっかりとした剛性感がある「NX WHITE 50S」
まずは、最も基準となるSフレックスから検証していきましょう。
【NX WHITE 50S スペック】
シャフト重量:54.5g
トルク:4.7
調子:先中調子
BUTT径:15.30mm
シャフト振動数:250CPM
シリーズを通じて最も人気の高いSフレックスは、「NX WHITE」においても大注目のスペックです。カット前重量は54.5gで、同系統の先中調子モデル「NX BLACK 50S」より2g軽く設計されています。
ワッグルしてみると、手元側にしっかりとしたハリ感がありつつ、先端部がしなやかに動く先調子特有の挙動が手元へダイレクトに伝わってきます。ホワイトのシャープなカラーリングも手伝い、先端の動きが視覚的にもはっきりとイメージしやすいですね。

吉田氏によるNX WHITE 50Sの評価
実際に試打してみると、手元側の剛性感は先中調子のSフレックスらしい頼もしさがあり、力強い切り返しにもブレずにレスポンス良く応えてくれます。手元から中間部にかけて硬めの剛性が連続し、中間やや先寄りに明確なキックポイントが存在するため、先端の走りを引き出す先中調子ならではの加速感を味わえます。
しなり挙動は、手元の剛性感から先端にかけてオートマチックに同調しますね。切り返しからのハーフウェイダウン以降、先端がスピード感をもって走り、フェースをスクエアに導いてボールを力強く捉えてくれます。右への押し出しを防ぎつつ、高打ち出し&高つかまりのハイドロー弾道を容易に実現してくれます。

NX WHITE 50Sの評価
「NX WHITE」では、先中調子の特性に最適化された「DHX」テクノロジー(45度のバイアス層に加え、別角度の第2バイアス層を積層する最新技術)を採用することで、ヘッドの余計なブレを抑制することに成功しています。「先中調子は先端が暴れそうで不安」という従来のイメージを覆し、オフセンターヒット時でも打点がブレにくいため、ボール初速の向上と抜群の飛距離性能に直結していますね。
「50S」は女子プロをはじめ、多くのアスリートゴルファーが求める要素が凝縮されたフレックスです。手元側の剛性感と切り返しのタイミングが合うかどうかを軸に、選んでいただくのが良いでしょう。
スウィンガータイプにベストマッチする「NX WHITE 50SR」
続いて、SRフレックスを検証します。
【NX WHITE 50SR スペック】
シャフト重量:53.0g
トルク:4.7
調子:先中調子
BUTT径:15.25mm
シャフト振動数:240CPM
Sフレックスと比較すると、各セクションの剛性をマイルドに落とした設計になっています。手元側の適度な軟らかさにより、力に自信のないゴルファーでもスムーズに切り返せるため、ダウンスウィングのタイミングが非常に取りやすく感じられます。中間から先端にかけてのしなり戻りも大きく、先中調子らしい力強い弾き感をダイレクトに体感できるはずです。
インパクト時にはフェースがやや上を向くため、ボールが自然と上がってキャリーをしっかり伸ばしてくれます。バックスピン量が極端に増える傾向もなく、G440 MAX(10.5度)での20球平均データでは2800rpm(±200rpm)と非常に安定。高弾道のドローボールを思い描いた通りに打ち出せます。
ゆっくりとしたテークバックから滑らかにしならせて打ちたい「スウィンガータイプ」のゴルファーに最適なスペックですね。大きなしなりがありながらもねじれや暴れがなく、打点ブレにも強いため、綺麗なハイドローで飛距離を伸ばしたい方に自信を持っておすすめできます。
シリーズ中で最も軟らかな「NX WHITE 50R」
【NX WHITE 50R スペック】
シャフト重量:51.5g
トルク:4.7
調子:先中調子
BUTT径:15.20mm
シャフト振動数:230CPM
Rフレックスは、50g台の中で最もマイルドな設定であり、振動数は230CPMを計測しました。SRよりもさらに全体の剛性を落とした設計により、切り返しで余計な力みを必要とせず、シャフト自体の力でスムーズなしなりを生み出してくれます。
切り返しからインパクトエリアにかけて、大きなしなり戻りがヘッドを加速させながらボールへと導きます。フェースがしっかりとボールを包み込んでくれるため、右へのミスを軽減し、高弾道で力強いキャリーを実現してくれますね。
しなり幅の大きいマイルドな設計でありながら、インパクトで潰れやねじれを感じさせないのは見言です。タイミングが合わせやすく、打点ブレに対する強さも備わっているため、先中調子特有のデメリットを感じさせない仕上がりとなっています。
ゆったりとしたスウィングテンポで振り抜くタイプのゴルファーにとって、スライスの悩みを解消し、大きなキャリーをもたらしてくれる頼もしい相棒となるはずです。同じくマイルドな挙動を持つSRフレックスと打ち比べながら、よりタイミングの合う方を選ぶのが良いでしょう。
叩いても左へ巻き込まない「NX WHITE 50X」
最後に、最も硬度の高いXフレックスを検証します。
【NX WHITE 50X スペック】
シャフト重量:56.0g
トルク:4.7
調子:先中調子
BUTT径:15.35mm
シャフト振動数:260CPM
最も硬いXフレックスは、Sをベースに各セクションの剛性を高め、不要なしなりを抑えたシャープな挙動が特徴です。
先中調子ならではのスッキリとした振り抜き感とつかまりを備えつつも、しっかりと叩きにいける強いインパクトに対応。右への押し出しを防ぎながら、左への巻き込み(引っ掛け)を警戒するアスリートの期待に応える弾道を生み出してくれます。
他のスペックと同様、高打ち出しのハイドローを打ちやすい特性を持ちながらも、先端部の剛性は一般的な先中調子よりも遥かにしっかりとしています。そのため、慣性モーメントの大きい大型ヘッドと組み合わせてもトウダウン(先端の下がり)を感じさせない絶妙な強さを備えていますね。
自分自身のスウィングでしっかりと叩いてインパクトを作りたいゴルファーでも、ラインを出して安心してヒットできるはずです。「球のつかまりは欲しいが、左へのミスは絶対に避けたい」というアスリートゴルファーにとって、打点ブレに強いこの先中調子Xフレックスは大きなメリットとなるでしょう。
過度な硬さは感じられないため、Sフレックスと打ち比べながら、自分のイメージに近いフィーリングのものを選択していただくのがおすすめです。ぜひ試していただきたいと思います。


