
勝利を祝う父イアン・ポールター(左)と息子ルーク(右)
世界アマチュアランキングトップ10のうち7人を擁する米チームは、大会6連覇を目指し最終日の午前中のフォーサムマッチを全勝。9.5対6.5ポイントの大差をつけ6連覇は確実と思われた。
ところが午後のシングルス10マッチで奇跡が起こる。アマ世界ランク1位のプレストン・スタウトをチーム唯一のアイルランド人、スチュワート・グレハンが下す大番狂わせ。
ルークも世界9位のイーサン・ファンを3&1で撃破しチームに勢いをつける。シングルスを4マッチ連取したGB&Iチームが逆転に成功したのだ。5マッチ以降は接戦が続いたが最終マッチでジョシュ・ヒルが18番までもつれたタイラー・ワッツとの接戦をバーディ締めで1アップ。
結果13.5対12.5で米国の6連覇を阻止したGB&Iが11年ぶりにカップを掲げた。
最終ホールでヒルがバーディを決めた瞬間、地元アイルランド(ラヒンチGC)の数千人にも上るギャラリーの歓声は最高潮に。勝利の余韻は日が暮れるまでコースに充満していた。
もちろんチームの勝利に大きく貢献した息子の頼もしい姿をポールターは感無量の表情で見つめ、親子は固いハグで喜びを分かち合った。
ポールター自身はライダーカップ経験者だがウォーカーカップには出場したことがない。
大学4年生のルークは現在PGAツアーのユニバーシティ・ランキング5位につけており、卒業後コーンフェリーツアー(下部ツアー)の出場権を獲得することはほぼ確実な状況。果たして息子は米ツアー3勝、欧州ツアー12勝の偉大な父を超えることはできるのだろうか?
ウォーカーカップを皮切りに9月はチーム戦が目白押し。今週末は女子版ライダーカップ、ソルハイムカップがオランダで開催される。最終週にはアメリカ対インターナショナルのプレジデンツカップがシカゴ近郊のメダイナCCを舞台に熱戦の火蓋が切られる。
ソルハイムカップは残念ながら日本勢は蚊帳の外だがプレジデンツカップは松山英樹&久常涼が出場。チーム戦の独特な醍醐味を堪能しながら2人の活躍に期待したい。
写真/Getty Images
