「27ホール」変則スケジュールを味方につけた黒木紀至
前日の大雨により競技が一時中断され、サスペンデッドとなったため、この日は多くの選手にとって長丁場となるタフな一日となった。第1ラウンドの残りと第2ラウンドを合わせてプレーした黒木紀至は、「まるまるハーフだったんで、27Hですね。2Rもすぐだったんですけど、それがよかったです」と、この変則的なスケジュールを逆手にとった。結果として第2ラウンドを8バーディ、2ボギーの「64」というビッグスコアでまとめ、単独首位へと躍り出た。
日本オープンの予選に参加していた影響で、本大会のコースを回ったのは前日の第1ラウンドが初めてだったという黒木。「全く知らずにぶっつけ本番でしたが、何も知らなかったのが良かったのかもしれませんね」と笑いつつも、「9番ホールに衝撃を受けまして、そこまでに貯金欲しいなって思っていながらのプレーでした」と、警戒すべきホールを見極めたクレバーなマネジメントが光った。

黒木紀至(写真/大会提供)
予選通過率100%の安定感!夏場の調整を経て悲願の初優勝へ
今季のACNツアーでは出場した全ての試合で予選通過を果たし、抜群の安定感を誇る黒木。好調の要因については「特に何を変えたわけではないのですが、流れがいいんですかね」と控えめに語るが、「この前の夏の休みのときは御殿場の芹澤(信雄)さんのところにいってスウィングを調整していました」と、夏場の入念な調整がしっかりと実を結んでいるようだ。
リーダーボードの頂点に立ち、いよいよ初優勝の期待がかかる。「そうですね。ギリギリでとるよりか早く優勝したいです」と、タイトルへの強い思いを口にした。明日の最終日に向けては、「今日はパッティングが良かったんで、明日のいい流れをつかめたらいいと思っています」と意気込みを語った。
連戦と大雨のサスペンデッドというタフなコンディションを跳ね除け、好調の波に乗る黒木がこのまま逃げ切るのか。それとも1打差に迫る実力者たちが逆転劇を見せるのか。激戦必至の最終ラウンドに期待が高まる。
