全国から問い合わせが殺到するという知る人ぞ知る人気ショップ「ゴルフステージ成城」のクラブナビゲーター・吉田朋広氏が、注目の最新ギアを徹底検証・解説する企画。今回は、9月3日に発売されたばかりのフジクラ「SPEEDER NX WHITE」から、40g台のスペックを徹底検証します!

SPEEDER NXシリーズ6作目となる「SPEEDER NX WHITE」

先週は「NX WHITE」の中から、最も需要の高い50g台のスペックに絞って検証しましたが、今週は40g台の「NX WHITE 40」を見ていきましょう。テスト用ヘッドには「PING G440 MAX(ロフト10.5度、クラブ長さ45.5インチ)」を使用しました。

▼先週の「NX WHITE 50」の記事はこちら

NX WHITE 40S

人気のSフレックスから検証します。

【NX WHITE 40S】 
シャフト重量:49.0g
トルク:5.4
調子:先中調子
BUTT径:15.30mm
振動数:246CPM

「NX WHITE 40」のSは、シニア層を中心に高まるシャフト軽量化ニーズの中で注目のスペックです。

実際に振ってみると、「NX WHITE 50」のS同様、アスリートモデルらしい要素を備えています。手元から中間にかけては先中調子らしいハリと剛性感があり、先端に明確なしなりポイントが配置された挙動です。

画像: 吉田氏によるNX WHITE 40RとSの評価

吉田氏によるNX WHITE 40RとSの評価

剛性の高い手元側から、やわらかさのある中間〜先端部にかけて穏やかにしなります。先端部に適度な動きがありつつも、挙動そのものは非常に安定しているため、インパクトでの打点ブレを気にすることなく安心して振り抜けます。

この先端部の安定性こそ、「DHXテクノロジー」の恩恵をしっかり実感できる部分と言えます。「NX WHITE」特有の高い打ち出し角とボールのつかまり感はそのままに、フィニッシュまで振り抜ける軽快感を両立。先中調子でありながら、叩いていってもブレない強さを持っています。

シャフトの軽量化によるスウィングスピード向上を狙う方にも、先中調子のデメリットを感じさせず安定したインパクトをもたらすフレックスです。ぜひ試していただきたいと思います。

NX WHITE 40SR

【NX WHITE 40SR】 
シャフト重量:47.5g
トルク:5.4
調子:先中調子
BUTT径:15.25mm
振動数:235CPM

SRフレックスは、スムーズな切り返しと滑らかな挙動が印象的です。適度な硬さを持つ手元側の剛性がレスポンスのよい切り返しを生み出し、スムーズにシャフトを加速させてくれます。先中調子でありながら挙動は穏やかで、オートマチックにヘッドをインパクトエリアへ導いてくれます。

画像: NX WHITE 40

NX WHITE 40

先端部分がしっかりしなることで、インパクト時にフェースがややクローズ気味に入り、ボールを右に逃がさず捉えるため、自然なハイドローを実現してくれます。

手元側のタイミングが取りやすく、オートマチックにしなってくれるため、普段中調子を使っていてボールのつかまりを求めている方にも扱いやすいでしょう。先端の安定した動きにより、インパクトのタイミングがズレる心配もありません。

先中調子の弱点を感じさせないバランスに優れたスペックですので、一般的なスウィングスピードの方は、このSRを基準に選ぶのがおすすめです。

NX WHITE 40R

【NX WHITE 40R】
シャフト重量:46.0g
トルク:5.4
調子:先中調子
BUTT径:15.20mm
振動数:228CPM

SRに対して各セクションの剛性をやや落とした印象です。先中調子でありながら手元側に硬さを感じにくく、切り返しで大きな力を入れずともしっかりとシャフトをしならせることができます。

中間から先端にかけてのしなり量が大きくなるため、インパクトでフェースが開いて当たるのを防ぎ、厚い当たりを実感しやすくなっています。

画像: NX WHITE 40RとSの評価

NX WHITE 40RとSの評価

先中調子のRフレックスとしては先端の動きが安定しており、剛性も確保されているため、当たり負けすることなく力強くボールを捉えてくれます。

スムーズなしなりが特長のため、特にクラブをスムーズに振り抜くスウィンガータイプのゴルファーにおすすめです。SRよりも打ち出し角が高くなりバックスピン量も増えるため、キャリーを伸ばしたい方、スライスに悩む方、安定したドローボールを求める方に大きなメリットがあります。こちらもぜひ体感してみてください。

NX WHITE 40 R2

【NX WHITE 40 R2】
シャフト重量:46. 0g
トルク:5.4
調子:先中調子
BUTT径:15.15mm
シャフト振動数:217CPM

最も柔らかいR2は、ヘッドスピードが控えめなシニアゴルファーやレディスゴルファーからも注目を集めるスペックです。

振動数は217CPMですが、先中調子らしく太めのBUTT径(15.15mm)によって手元側に適度なハリ感があり、潰れにくさを感じます。そのため、軟らかいフレックスからイメージする頼りなさはありません。

この手元側の剛性がシャフトのパワーを生み出すポイントとなっており、切り返しのタイミングさえ合えば、中間から先端にかけて大きくしなってくれます。「NX WHITE」らしい高い打ち出し角と優れたボールのつかまりを十二分に体感できるでしょう。

R2であっても極端なフック回転は掛かりにくく、安定した弾道を生み出すバックスピン量も確保されているため、イメージ通りのドローボールが打ちやすくなります。

ランを稼げるドローボールは飛距離アップに直結するため、シニアやレディスにとって嬉しい魅力です。ぜひ試打でその性能を体感してみてください。

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