
3日目トップに立った勝みなみ。2位の吉澤柚月と最終日最終組で同組となり4日連続のラウンドとなる(撮影/岡沢裕行)
勝みなみ「チャレンジャー」の姿勢と、予選突破後の「心の余裕」
単独トップで最終日を迎える勝みなみ。「アジア枠での出場なので今回はチャレンジャーの気持ち」と語り、新鮮な心境で難コースに向き合っている。1番では想定より弱くなったタッチのパットが意外にも入って「ホッとした」と振り返り、13番パー3ではアプローチが奥へオーバーするピンチから約5メートルのパーパットをねじ込み、14、16番のバーディへとつなげた。ホールアウト後の練習場では「阪神対巨人戦」をスマホの音を聞いて「テル(佐藤輝明)打て~」と応援しながら打ち込みに励んだ。「野球は2アウトから、ゴルフはバックナインから」と阪神の勝利と勝負の最終日へ気持ちを高ぶらせた。
米ツアー組が上位を占める展開について勝は、「アメリカの深いラフやアプローチの引き出しが生きていると思います。予選通過のプレッシャーがある前半2日間に比べ、通過した決勝ラウンドは気持ちに余裕ができて伸ばしやすいのかもしれません」と、米ツアー勢のメンタルと経験値の強みを代弁した。
山下が安定の浮上、竹田は「63」の大爆発

山下美夢有は6番7番で連続バーディを奪い6アンダー4位で最終日へ(撮影/岡沢裕行)
首位と2打差の6アンダー4位タイには山下と竹田が並ぶ。山下は「パッティングがなかなか決まらない」と言いながらも、6番の初バーディからスコアを伸ばし、最終日に向け「ノーボギーで回り、3メートルほどのパットを決めて波に乗りたい」と22年のサロンパスカップ以来国内メジャー2勝目を視野に入れた。

63のメジャー最少ストロークタイで4位に急浮上した竹田麗央
一方、2日目に予選カットライン(4オーバー)を意識していたという竹田麗央は、プレッシャーから解放されたかのように大爆発。13番から1番までの7連続バーディ(メジャータイ記録)を含む10バーディ1ボギーの「63」を叩き出し、前日首位と11打差あった位置から一気に2打差まで詰め寄った。
岩井明愛のカムバック、そして最終日最終組の激闘へ

6位浮上の岩井明愛(撮影/岡沢裕行)
初日「75(3オーバー69位タイ)」と出遅れた岩井明愛も、2日目「68」、3日目「69」と挽回し、4アンダー6位タイ(トップと4打差)まで浮上。「ギャラリーの応援が力になる。上も狙える位置」と逆転劇を狙う。

桑木志帆と吉澤柚月が2位で勝を追う(撮影/岡沢裕行)
最終日最終組は、単独首位の勝みなみ(8アンダー)、今季「AIG全英女子オープン」を制した全英女王・桑木志帆(7アンダー2位タイ)、そして今季ツアー初優勝を果たし「大物たちが来た(笑)と楽しみながら自分のゴルフに集中する」と語る吉澤柚月(7アンダー2位タイ)の3人。日米トップ選手の優勝争いが、ついに決着のときを迎える。
【ロングハイライト】ソニー 日本女子プロゴルフ選手権大会 - Round3
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