ゴルフ場という立地を生かして始めたのは野菜作りだった。富山県にあるGCゴールドウインは芝を育成するナーセリーの中央に畑を作って、昨年から季節の野菜の栽培をしている。
画像: 富山県にあるGCゴールドウイン(コース紹介動画より)

富山県にあるGCゴールドウイン(コース紹介動画より)

「親会社であるゴールドウインの自然環境問題へのこだわりが強いんです。ただコースとしてもCO2削減はこれ以上無理だということで、芝の刈りかすを堆肥化して畑とし、土に戻す循環型の野菜作りに行き着いたわけです」(同GCグリーンキーパーの林雅樹氏)

野菜やハーブなどを栽培しているゴルフ場はほかにもあるが、珍しいのは厨房スタッフや料理長ではなく、コース管理課が自ら手掛けていることだろう。

管理課には自分の家で畑をやっている人が多く、その人たちの知恵も借りながら、一応担当を1名決めているものの、専従というわけにもいかないので、収穫時は他のスタッフも手伝う。

作っているものはじゃがいも、トマト、キュウリ、大根、ほうれん草、パプリカなど。今年の夏のスイカは失敗したという。それを糧にして来年も挑戦!?

収穫された野菜は、人気メニュー、チーズハンバーグ定食などのレストランメニューに使用される。

畑の広さは25×4メートル。本業の芝管理に支障が出ないように作業しているという。

「管理課で使う機材は農業でも転用できて効率的だと思います。作った野菜はレストランだけでなく、売店で売っても新鮮だから需要があると思います。グッドアイデアですよ」(ゴルフ場経営コンサルタント・菊地英樹氏)

同GCの開場は1991年と比較的新しい。設計は奇才・加藤俊輔。コースレートは71.1。国際基準のベントの1グリーン。丘陵と林間が入り交じった印象。コース全体はフラットだが、リンクス好みの加藤はフェアウェイ、ラフを大きな波、小さな波とうねらせ、ライの変化に応じたスキルを求めた。シグネチャーホールは18番パー5、池に囲まれた浮島グリーン。

富山県を訪れたら寄ってみたいコースである。

※週刊ゴルフダイジェスト2026年9月29日号「バック9」より


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