【毒舌部門】満場一致の「一番のいじり役」= ザンダー・シャウフェレ

こんなにやさしい笑顔のザンダー・シャウフェレがいじり役・毒舌だなんて……(写真は26年全米オープン、USGA提供)
「チームで一番のいじり役・毒舌は誰?」という質問に対し、コリン・モリカワ、パトリック・カントレー、ウィンダム・クラーク、キャメロン・ヤング、そしてスコッティ・シェフラーまでもが、ほぼ満場一致で即答した名前が「ザンダー・シャウフェレ」だった。
これに対し、当のシャウフェレ本人は涼しい顔で反論する。
「彼らが何を言ってるのかさっぱり分からないね! クレイジーな話だよ(笑)。僕はただ、ちょっと場を温めるための『前座(オープニングアクト)』をやってるだけさ。たいして上手くもないけどね」
さらに、標的にしやすい選手について聞かれると「スコッティ(・シェフラー)にいじるのは難しいよ。彼は肩にバズーカを抱えてるからね。どんな弾でも撃ち返してくる。彼をからかうなら、こっちも最高の準備をしていかないと火傷するよ」と、ユーモアたっぷりに笑いを誘った。
【負けず嫌い部門】満場一致の「一番の勝負師」= スコッティ・シェフラー

スコッティ・シェフラーは負けず嫌いでも世界一?(写真は26年全米オープン、USGA提供)
「一番負けず嫌いで競争心が強いのは?」という問いには、ヤング、クリス・ゴッタラップ、クラークらが口を揃えて「スコッティ。間違いない。彼はキラー(殺し屋)だ」と断言。世界ランキング1位の圧倒的な強さの裏にある、尋常ではない勝負への執念を仲間たちも認めている。
しかし、そんな絶対王者には可愛らしいギャップもある。シェフラー自身が「僕はチームで一番テキスト(チャット)が下手で遅いと思う。英語が第二言語の選手よりも下手かもしれない(笑)」と自虐的に語るほど、SNSやチャットは苦手なようだ。
また、ラッセル・ヘンリーは「スコッティは信じられないほどのゴルファーだけど、威圧感は全くないんだ。家に遊びに行くような仲だし、彼と一緒にプレーするのは本当に快適だよ」と、その気さくで親しみやすい素顔を証言している。
【ルーズ部門】一番バスに遅れそうなのは? = ルーキーたちの洗礼
「一番バスに遅れそうなのは誰?」という質問では、モリカワやカントレーが親友の「ザンダー」を挙げる一方、新加入のルーキーたちが先輩たちの格好の「イジり」の標的になっていることが判明した。

ジャクソン・コイブンはルーキーなのに最初の練習ラウンドで一番最後に登場。これぞ大器の証!?(写真は26年全米オープン、USGA提供)
ゴッタラップが「ジェイコブ・ブリッジマンかな。もうすでに1回遅刻してるからね(笑)」と暴露すれば、クラークは「ジャクソン・コイブンから始めようか。最初の練習ラウンドで一番最後に現れたのは彼だったから、チーム全員で『お前、ルーキーのくせに遅刻すんなよ!』ってメチャクチャいじってやったんだ(笑)」と、手荒い歓迎(?)の様子を嬉しそうに語った。
【熱情・おしゃれ部門】チーム一の“熱男”&おしゃれ番長 =ジャスティン・トーマス

大きなリアクションはジャスティン・トーマスの代名詞(写真は26年全米オープン、USGA提供)
チームにエネルギーをもたらす熱い男として、多くの選手から名前が挙がったのがジャスティン・トーマス(JT)とサム・バーンズだ。シャウフェレは「JTは誰よりも負けるのを嫌う。ビッグな瞬間に必ず立ち上がってくれるんだ」と絶賛する。
また、「ベストドレッサーは?」という問いには、「もちろんJT」という声のほか、クラークが「いつも服のサイズ感がピッタリで洗練されているモリカワ」を推すなど、それぞれの個性が光る回答が並んだ。
素顔を知り尽くした「ひとつの家族」
クラークがチームの雰囲気を「Close(親密)」という一言で表現したように、今年の米国選抜はとにかく仲が良い。お互いの性格を知り尽くし、欠点さえも笑い合い、容赦なくジョークや毒舌を飛ばし合える。その風通しの良さと、まるで兄弟のような強固な絆こそが、プレッシャーのかかる大舞台で彼らが「絶対王者」として君臨し続けるための、最大の武器なのかもしれない。
