パッティング冴え渡る! 福山恵梨が通算9アンダーで単独首位浮上

「68」を出す活躍でリーダーボードのトップへ(撮影/岡沢裕行)
アウトコースからスタートした福山恵梨が、「68」を出す活躍でリーダーボードのトップへ躍り出た。
前半では1番(パー4)、4番(パー3)、7番(パー3)、8番(パー5)と着実にバーディを重ねて「32」をマーク。後半に入り11番(パー3)でこの日唯一のボギーを叩いたものの、15番(パー3)でバーディを取り返し、5バーディ・1ボギーの「68」でホールアウト。2位に1打差をつけて単独首位で予選ラウンドを終えた。
今年の「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」以来となる単独首位での最終日進出に福山は、「昨日に引き続きパッティングが良かったですね。特にロングパットの距離感が良かったです」と好調の要因を分析。「ここ最近はショットがあまり良くなかったのですが、かなり復調してきたので明日が楽しみ。プロ16年目の初優勝はもちろんしたいですが、まずは自分ができるゴルフをしっかりやり切りたいです」と悲願の初タイトルへ向けて気を引き締めた。
■ 苦手の利府GCで「マネジメント」が奏功か
プロ16年目の福山の過去大会を振り返ると、初出場となった2019年大会こそ34位タイ(通算2オーバーの「218」)でフィニッシュしたものの、2021年、2022年、2025年大会はいずれも予選落ちを喫している。つまり、過去4度の出場で3度の予選落ちを経験し、予選を通過した際もアンダーパーのスコアを残せなかった相性の良くない大会だったのだ。
ところが、今大会では2日間連続でアンダーパーで首位。この好調ぶりはコースマネジメントによるものだろう。初日の福山は「ピンポジションがすごく難しかったので、どこからパッティングを打つかをしっかり考えながら、セカンドショットの落としどころが大事」とコメント。さらに「こんなにたくさんバーディを取れるコースではない」と話しており、ただ攻め続けるのではなく、2打目の狙いどころとグリーン上でのラインを意識してスコアを組み立てていることがうかがえる。
利府ゴルフ倶楽部の勝負どころとして知られるのが池越えの15番パー3。コース公式情報でも、過去の大会で15番が優勝争いの流れを左右した例が紹介されている。今回の福山も2日目の15番でバーディを奪っており、難所をチャンスに変えたことが単独首位につながった。
1打差2位タイに桑木志帆と尾関彩美悠! 最終18番バーディで弾みをつける

最終日に向け意気込む桑木(撮影/岡沢裕行)
首位と1打差の通算8アンダー2位タイには、桑木志帆と尾関彩美悠が並んだ。
桑木志帆は、スタートホールとなる1番から3番まで、鮮やかな3連続バーディ発進で一気に波に乗ると、9番でも伸ばして前半アウトコースを「32」で折り返し。後半出だしの10番でもバーディを奪うなど順調にスコアを伸ばした。11番ボギーの後は耐える展開が続いたが、最終18番(パー5)で狙い通りのバーディを奪い、6バーディ・1ボギーの「67」をマークした。「18番は絶対取りにいくつもりで取れたので明日に繋がる。明日も序盤からバーディを取っていけるようなゴルフをしたい」と追撃へ意欲を見せた。

8アンダーの2位タイで最終日に臨む尾関(撮影/岡沢裕行)
一方、最終組の尾関彩美悠は、前半で3つのバーディを奪い一時は単独首位に立つも、後半に入り10番、11番、13番とボギーを重ねる苦しい展開に。それでも14番、そして最終18番(パー5)で価値あるバーディを奪い返し、5バーディ・3ボギーの「70」で踏み留まった。「後半苦しかったですが、最後バーディで上がれて明日に望みを繋げられたのは嬉しい。マネジメントを大事にして、自分らしく頑張りたい」と笑顔を見せた。
なお、通算6アンダーの4位タイグループには、リランキング60位で今大会でポイントを稼ぎたい浜崎未来をはじめ、神谷そら、木戸愛、福田萌維、永峰咲希の5人がつけている。また、吉田鈴は第2ラウンドの9ホール終了後に体調不良等のため棄権となっている。
