国内男子ツアー「リシャール・ミル チャリティトーナメント」の最終ラウンドが9月27日(日)、石川県の朱鷺の台カントリークラブ(6838ヤード・パー70)で行われた。驚異的な爆発力を見せた大西魁斗の優勝劇の裏で、最後まで果敢にスコアを伸ばし、通算20アンダーの2位タイで大会を終えた出利葉太一郎と小平智の2人が強烈な存在感を放った。

10番で鮮やかチップインイーグル! 出利葉太一郎が「63」の猛チャージも「いや! 悔しいです」

画像: 両手を上げイーグルを確信した出利葉(撮影/姉崎正)

両手を上げイーグルを確信した出利葉(撮影/姉崎正)

最終組からスタートした出利葉太一郎は、前半アウトコースで4番(パー4)、8番(パー3)のバーディを奪い「32」で折り返し。迎えた後半318ヤードに設定された10番(パー4)で魅せた。

ティーショットをグリーン左奥10ヤードまで運ぶと、60度のウェッジで放ったアプローチが見事に直接カップイン。鮮やかなチップインイーグルを奪って勢いに乗ると、14番(パー4)、16番(パー5)、17番(パー3)でも着実にバーディを重ね、ノーボギーの「63」(7アンダー)を叩き出して一気に首位へ迫った。

通算20アンダーでフィニッシュした出利葉は、囲み取材で「(大西)魁斗君が凄かったですし、(小平)智さんの優勝争い、僕も含めて本当にすごい良い1日でした。前半から良いプレーができて10番でイーグルが取れ、そこから優勝争いに加われました」と振り返った。

満足感をと問われると「いや! 悔しいです」と素直な本音を吐露。「ただ、パッティングが本当に改善できて、1週間でここまでできるんだと自分自身に証明できました。すごく優勝には近づいていると思うので、我慢して良い準備をして、今日みたいな情熱を持っていきたいです」と次戦へ強い手ごたえを語った。

3番ダボのアクシデントを跳ね返す! 小平智が「66」の巻き返しで通算20アンダー「今後自分に期待」

画像: 不運が重なりダブルボギーを叩くも、冷静さは欠かさなかった小平(撮影/姉崎正)

不運が重なりダブルボギーを叩くも、冷静さは欠かさなかった小平(撮影/姉崎正)

一方、3日目を終えて首位と2打差の単独2位から出た小平智は、前半3番(パー4)で試練に見舞われた。ティーショットが「カート道路に3回当たる」という不運が重なり、このホールをダブルボギーとしてしまう。

しかし、今大会を通じて冴え渡るショットと冷静なメンタルで崩れなかった。5番(パー3)、6番(パー4)で連続バーディを奪い返して意地を見せると、後半インコースに入ってからは完全に流れを引き戻した。

10番(パー4)、11番(パー4)の連続バーディに続き、13番(パー5)、16番(パー5)でも確実に伸ばして後半「32」をマーク。1ダブルボギー・1ボギーを叩きながらも7つのバーディを奪って「66」でまとめ上げ、出利葉と並ぶ通算20アンダーの2位タイに食い込んだ。

ホールアウト後、小平は「昨日同様、落ち着いてプレーできたのではないかと思います。3番はダブルボギーでしたが、それがあっても切り替えて優勝争いができました。ずっとゴルフの調子はいいですが、なかなか成績につながらなかったので、やっと成績につながって良かったです。今後自分に期待して、この感覚を忘れないようにしていきます」と自信に満ちた表情で語り、大きな収穫を得た4日間を締めくくった。

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