全国から問い合わせが殺到するという知る人ぞ知る人気ショップ「ゴルフステージ成城」のクラブナビゲーター・吉田朋広氏が、注目の最新ギアを徹底検証・解説する企画。今回は、メーカー純正シャフト「DiamanaZXi -Ⅱ」を徹底検証します!

王道の中調子「Diamana ZXi-II」のラインナップ

先週の「VENTUS TR ZXi-II」に引き続き、今回は「SRIXON ZXi RKT」ドライバーのもう一つのメーカー純正シャフト「Diamana ZXi-II」を紐解いていきましょう。「Diamana ZXi-II」は、50g台にS・SR・Rの3フレックスが用意されています。

画像: シャフトはDiamanaZXi -Ⅱ

シャフトはDiamanaZXi -Ⅱ

インターナショナル・フレックス・コードとは

先週解説した通り、本シャフトにもダンロップ独自の「インターナショナル・フレックス・コード」が記載されています。これはシャフト全体を4カ所に分割し、各部分の相対的な硬さを「0」から「9」の数値で視覚化したもの。4桁の数字によって性能特性が明確になり、プレースタイルに合わせた精密なフィッティングを可能にしています。

Diamana ZXi-ll 50(S)

シャフト重量:50.5グラム
トルク:5.3
調子:中調子 
シャフト振動数:236CPM
インターナショナルフレックスコード:4・4・3・4

「Diamana ZXi-II 50」のSフレックスは、「ZXi RKT」および「ZXi RKT MAX」の2モデルに標準採用されているスペックです。

手元側から先端側までの剛性差をフラットに仕上げており、切り返しのタイミングが取りやすく、スムーズで穏やかな挙動を示します。

コードの表記通り、まさに「王道の中調子」と呼ぶにふさわしい秀逸な完成度です。スウィングタイプを選ばず、誰もがスムーズに切り返すことができ、ヘッドをインパクトエリアへ素直に導いてくれます。

画像: Diamana ZXi-ll 50(S)

Diamana ZXi-ll 50(S)

体の動きに見事なまでに同調するため、イメージ通りのインパクトを作りやすいのが大きな魅力です。先端部の無駄な走りを抑えた穏やかな挙動により、ボールを分厚く確実に捉えてくれます。しっかりと叩きにいっても先端が負ける感覚はなく、優れた挙動安定性を実感できるでしょう。

テストヘッド「ZXi RKT(10.5度)」での弾道は、素直につかまるドローボールが基本のイメージです。先端挙動が穏やかなため意図的にフェードを打つことも可能ですが、大きく曲げるようなスライス回転はかかりにくい特性を持っています。

打ち出し角は、ロフト10.5度に対して「16.5度±1度」と適正範囲内。高くなりすぎる心配はありません。バックスピン量は20球の平均測定で「2400rpm±200rpm」と、イメージ以上の低スピン性能を誇ります。ややカット気味に入ってもスピン量が跳ね上がることはなく、ヘッドが持つ高初速性能をしっかりと引き出してくれます。

画像: 吉田氏のDiamana ZXi-ll 50(S)の評価

吉田氏のDiamana ZXi-ll 50(S)の評価

本シャフトは、「ZXi RKT」と「ZXi RKT MAX」への装着を前提に、スムーズに振り抜くスウィンガータイプへ焦点を当てて作られたモデルです。

多くのゴルファーがやさしさと振りやすさを体感できる素直な挙動でありながら、強めに叩きにいっても余計な潰れやねじれが生じません。スウィングタイミングへ自然と同調してくれる、実にナチュラルな振り心地を備えています。

ヘッドスピード38〜45m/s程度のスウィンガータイプに、特にお勧めしたい完成度の高さです。

Diamana ZXi-ll 50(SR)

シャフト重量:48.5グラム
トルク:5.4
調子:中調子
シャフト振動数:228CPM
インターナショナルフレックスコード:3・3・3・4

スペック数値の通り、SRフレックスはSに比べて各セクションの剛性がやや抑えられています。実際に振ってみても無理に力む必要がなく、切り返しで自然にタメを作ってスムーズにしならせることができます。

画像: Diamana ZXi-ll 50(SR)

Diamana ZXi-ll 50(SR)

シャフト全体がしなやかに連動し、ヘッドをインパクトへと導きます。先端部のしなりが適度に生まれることでフェースの開きを抑え、ボールを確実につかまえてくれるため、右へのミスに対する不安を解消してくれます。ロフト角以上に吹き上がる心配もありません。

バックスピン量はSフレックスよりわずかに増えるものの吹け上がる感覚はなく、純正SRとして非常に優れた低スピン性能を発揮してくれます。

画像: Diamana ZXi-ll 50(S)Diamana ZXi-ll 50(SR)の性能差

Diamana ZXi-ll 50(S)Diamana ZXi-ll 50(SR)の性能差

Diamana ZXi-ll 50(R)

シャフト重量:47グラム 
トルク:5.4
調子:中調子
インターナショナルフレックスコード:3・3・3・3
※特注対応フレックスのためシャフト振動数は未計測

「Diamana ZXi-II 50(R)」は、手元から先端まで剛性差を抑えた穏やかな設計で、シニアのアスリートゴルファーをターゲットにしたモデルです。

速いヘッドスピードを求められることなく、ヘッドが持つ本来のパフォーマンスを存分に引き出してくれます。スウィンガータイプの方が非常にやさしく扱える仕様ですので、ぜひ一度お試しください!

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